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フン、いいんだいいんだ、どうせ俺なんか。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「ヤッホー、みんな元気ー? 私はバァリ元気たい。もうギャンこつばギャンンしてギャンなるこつ元気バイ。と言う事で解説の和美お姉さんだよー」


「ぼ、僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ。お姉さん何言ってるか全然分かんないよっ! だからそんな挨拶止めようと言ってるのに」


「えー、田舎者の作者はバリバリの九州人なのにー。いいじゃんたまには。あ、作者にお願いして熊本弁口座なんかやっちやおうか?」


「僕たちがやってるのは自衛隊の解説だから、そんなのやっちゃダメなの。それに又作者をスタジオに入れるの?」


「あ、ゴメンね、そうよね作者呼んじゃダメよね。了解、じゃ今週も解説を始めましょうか。まきぐも君今週のお題はなに?」


「今週のお題は『西海橋は心霊スポットらしい』だよ」


「えっ! し、心霊スポット?」


「お姉さん急に青い顔して読んでないの? 内容はカッターのことしか書いてないよ」


「あ、いえ、別に恐いこと書いてあるかもとか思って読まなかった訳じゃ無いのよっ」


「あー、読んでないんだ。仕方無いなぁ。今回のは主にカッターで教育隊から西海橋まで行った時の事が書いてあるんだ」


「あー、あるよね、遠泳とかの行事が」


「そうそう、これもそういう一つの行事として行われたんだ。他にはカイの操作が書かれているね」


「あっ、見たことあるかもそれ。特にカイを真っ直ぐ立てるのが格好良かったのよっ」


「それはそのまま『カイ立て』だね。そして作者の第六班の班長は熱血班長みたいだったね、班員も写真を見て選んだらしいよ。だけど作者は・・・・・・」


「あー、当時見た目だけは良かった見たいね。体重も三十キロ以上痩せてたし」


「そうなんだ、後で『失敗した~』とか言われたとかないとか」


「それはー、なんか可愛そうね」


「それはともかく、六班だけが西海橋の下をくぐって大村湾へと入ったんだ。一応凄いことだよね」


「そうね、他の班長がみんな諦めてるのにね。自信あったんでしょうね、最終の短艇競技で一位にもなってるし」


「あ、作者はその時貰ったメダルまだ持ってるらしいよ」


「他の練習員が三つも四つも貰ってるのに作者だけがそれ一個なのよねぇ・・・・・・」


「・・・・・・なんか、変な気分になってきたから今週はここまでにしとこうかお姉さん」


「そ、そうね、何処からか作者が見てるような、ゾクゾクする気配がするのは気のせいじゃないと思うわ」


「それじゃあみんなー」


「「バイビーー」」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

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