あれは本当に眩しかったよ。いや、痛かった。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「どおもーー、おはこんばんちわなのです。解説の和美お姉さんなのですーそしてー」
「喋り方が何か変だよお姉さん。あ、僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ」
「気にしないでまきぐも君。それより最近ぜんぜん着ぐるみをー、じゃなかった怪人に変身しないけどどうしたの? ずっと手にはめてるじゃない」
「うっ、そ、それはーそのー、何言うかー気分が乗らない? というかー」
「あーあるある、気分が乗らないとそうなのよねぇ」
「ハハだよね、フウー。それじゃあ今週も解説を始めようか、今週は『サブマリンはGと一緒?』だよ」
「あーこれね、これは形とかじゃなくてー監視の時に潜水艦を見つけたときと、艦内でGを殺したときの報償が一緒。という話しなのよ」
「へえ、そう言えば僕の中にネズミとかGって居なかったよ」
「本当に? 捜せば居るんじゃないのかなぁ。よく沈む艦からネズミが逃げ出す話しを聞くよ」
「それは大戦中の話しでしょ!」
「あ、そうでした。でもGは艦内に居ないから、わざわざ家で取ってきたGを艦内で取った、と言って休みを貰おうとした乗員が居たのでGの報償は無くなっちゃったのよねー」
「それだけ僕たちの中は清潔なんだよ、Gは居ないんだよ」
「まーそーゆぅーことにしときましょうか。その他には監視の話しをしてるわね」
「監視は昔も今も大変らしいよ、昔はソ連だったけど今は中国だね」
「そうね、でもこの物語は『昔の』が入ってるからソ連を監視してるのよ。潜水艦もソ連だし」
「あとは冬の寒さと水平線の向こうまで見えちゃう透明度だね」
「そうそれ、作者は九州出身だから靄がかかった海しか知らなかったの、その靄を利用して太陽の黒点なんかを双眼鏡で見てたそうよ」
「そんなことをしてたんだねーあ、チョット待って、でもそれ監視でやったらー」
「目が潰れるわね」
「えー! 大丈夫だったの? 作者なら絶対やっちゃってる」
「そのとおり、結構なダメージを受けたみたいよ、よく知らないけど」
「やっぱりね、じゃーちょっと時間余ったけど今週の話題はここまでだね」
「うん、これ以上解説することはないわ。と、言う事でー」
「「それじゃあみんなーバイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




