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勝手な行動は慎むように。

「3」「2」「1」「ドッカーン」


「わーい」「なぜなにじえいたい」


「ヤッホー、みんなー元気してるー? 解説の和美お姉さんだよー。そしてー」


「僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ。お姉さん今週こそちゃんと解説してよね、途中でどっかに行かないでよ」


「分かってるわよぉ、もう他の番組にちょっかい出しに行かないから。それより今週のお題は『飲酒』だったわね」


「うん、護衛艦の中での飲酒の解説をお願いするよお姉さん」


「了解よ、まきぐも君。まずは何から話そうかなー・・・・・・そうだ、護衛艦の中で飲酒が許可されるのは航海が一週間以上続く場合と遠洋航海の時の二つね」


「わぁ、一週間以上も航海するの?」


「そうよ、まあこれは特別で監視だったり特別な訓練の時よ。流石に一ヶ月以上の航海は無いんだけどね、一週間に1度休みがあるのよ。その時に飲酒が許可されるの」


「その一日は訓練が無いんだね」


「そうだけど艦は走り続けるからワッチ、当直はあるのよ」


「あーだから『飲酒運転』なんだね?」


「まあ実際に操艦するのは当直士官なんだから、完全な飲酒運転じゃないかも」


「当直士官は飲んでないの?」


「多少は飲んでると思うけどー、副直士官ほど飲まないと思うわ」


「うん、副直士官水雷士だっけ? 潰れてたね」


「作者も飲みつぶれて当直に立てなかったことがあるんだって、なんでも白ワインを飲み過ぎて立てなくなったそうよ」


「えっ、それでどうなったの?」


「引っ張り出されて無理やり立たされたそうよ、見張りに」


「見張りに? 大丈夫なのそんなんで」


「飲酒が許可される日は単独行動なんで大丈夫なのよ、他の艦とぶつかったりしないわ。海の真ん中なんで貨物船かも居ないしね」


「艦の中で飲み過ぎて潰れるなんて・・・・・・、作者らしいと言うか-」


「問題なのが許可されてないのに飲んでしまう事よ」


「えっ、許可されてないのに飲むの?」


「まあお正月なんかは見て見ぬ振りしてくれるけどね、作者なんかお酒が足りない、てえ事で当直なのに町までお酒を買いに行かされたのよ」


「へえ、お酒は自由に持ち込めるんだぁ」


「所持品検査なんか無いからね、他にも寝酒にイッパイとか飲む人が居たわね。寒い当直の費には凍えないように飲む人も居たわ」


「ああ、冬で夜の当直はかなりキツい物があるみたいだね。海の上だし海水も被っちゃうし」


「そうなのよ、お酒と自衛隊には切っても切れない物があるのよ。まあ陸自さんのように無茶はしないけどね」


「陸自はそんなに凄いの? 無茶するの?」


「ええ、私も話しを聞いただけなんだけど椅子に縛られて一升瓶を飲まされたらしいわ」


「ご、拷問だね。あっ、そろそろ良い時間になったね」


「あっ、ホント。今週はちゃんと自衛隊の話が出来て良かったわ」


「今後もちゃんと続けようね。それじゃあみんなー」


「「バイビーー」できる限りそうするー」


 ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。

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