ほーら、やっぱり。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「みんなーヤッホーー、解説の和美お姉さんだよー。そしてー」
「僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ。お姉さんその後体調はどうかな? 眠れてる? メイクで隠しているんだろうけど目の下にクマがー」
「まきぐも君まだ気にしてるの? 私があんなのに負けるはずないじゃない、大丈夫よ」
「そう・・・・・・なら、いいんだけど。それじゃあ先週の続きだね」
「ええ、先週はなぜ整列になるのが分かっているのに間違いを犯したのか。と言う話しだったわね」
「えっと・・・・・・ま、まあそんな話しだったよ」
「・・・・・・まきぐも君はどうしてだと思う?」
「えっ! そんないきなりーえっと、んー・・・・・・分かんないよ!」
「フフッ、いいわ教えてあげる。ズバリ、理由付けよ」
「え? 整列に理由を付けるてえこと?」
「そう、整列は定期的にやってるのよ、だけど失敗もしてないのに『お前等! たるんどる!!』とは言えないの。だから旗をすり替えたか旗を取り付ける海士に言ってわざと内火艇の旗を取り付けさせたのね」
「おおっ、なるほど凄い推理だねお姉さん」
「ま、私にかかればこんな物よ。あ・・・・・・」
「どうしたのお姉さん、やっぱり顔色がーあっ!」バキバキ!(衝立が折れる)
衝立で体を支えてた和美はそのまま衝立を倒してまきぐも君の方へ倒れた。
「和美! お前ー」
「ゴメン・・・・・・まきぐも君、私もうー」
「お、おい和美、き、救急車! ん?」
「スピ~~、スピ~~」
「ね、寝てやがる・・・・・・。寝不足だな、とは言えこのままじゃあ・・・・・・あ、これじゃ続けるのは無理だ、まだな時間はあるけどここまでにしよう。ば、バイビーー」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




