ノーパソの調子が悪いです。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」たぶん。
「ちょっとお姉さん、たぶんて何だよ、たぶんって」
「えー、最近全然自衛隊ネタやってないしー、今週もやらないじゃん」
「やるから、これが終わったら絶対やるから解説」
「うん、それならいいんだけど。それで早速だけどアレの相談したいんだけど」
「ああ、あれから又大変だったけど何とか電話に出て貰う事ができるようになったよ。あの子は電話越しに『見る』ことができるんだ」
「あの子? 子供なの村の秘密兵器は」
「あ、うん、十歳の女の子だよって、兵器じゃないぞ花子は!」
「花子! 今時珍しいなまえね、流石山奥の隠れ里」
「こら、変なことを言うんじゃ無い。今から相談して助けて貰うんだからな」
「・・・・・・そうでした、ごめんなさい。でも十歳の女の子なのよね?」
「大丈夫だ俺が保証する。ADさんお願いします」
「え? カートに乗せられて現れたのはー黒電話!? これって資料室にあったやつじゃない?」
「ああ、資料室に保管されてたダイヤル式の黒電話だ。それが?」
「スマホは? 持ってなかったっけ? 持ってないなら私の貸すわよ」
「持ってるよ携帯ぐらい、田舎からの電話は何故か携帯には繋がらないんだ」
「にしてもそれ線が途中で切れてるじゃ無い、そんなんじゃ繋がらないー」
ジリリリリリリリン、ジリリリリリリン!
「キャ!」
「おっ、繋がったな。電話取ってくれよ」
「えっ、私が!?」
「僕は妖精だから電話は取れないんだよ」
「そんな、大丈夫なのこれ、取ったらいきなり呪われたりしない?」
「早く取らないと切れちゃうよお姉さん」
チン!
「あ、切れた。・・・・・・まきぐも君どうしよう」
「うーん、また掛かってくると思うからー」
ジリリリリリリりりりりりりりン!!
「わあ! 今度はボリューム上げてきた、早く取ってよお姉さん!」
「わ、分かったわ、もうーえい! ・・・・・・」
「お姉さん何やってんのさ、僕に持ってこないでそのまま出てよ。腕にくっつけても話しできないから」
「もう片方の腕があるでしょ、それで早く取って!」
「え、え~、しょうがないなぁ。……はい、僕はまきぐも君さ。あっ、カエデかっゴメンゴメン、そんなに怒るなよ」
「えっ、なにカエデちゃん? かわってかわって」
「お、おい、勝手にーあぁっ! そんなとこー」
「変な声出さないでよ、もしもしカエデちゃん? そう私和美よ。あ、この間送ったあれ、どうだった? 凄かったでしょう・・・・・・、ええ、そうなのよー」
「お姉さん、時間が無いんだから早く本題にー」
「あ、そうだった。カエデちゃん実は私ーえっ、聞いてるの? そう、じゃあ・・・・・・え、そんなー」
「花子が何て言ったのか気になるが、時間だよお姉さん」
「あ・・・・・・そうね、私もー考えないと・・・・・・」
「されじゃあみんなー」
「ば、お姉さん「あ、バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップかが落ちてくる。