あら? 予想外の展開に・・・・・・。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「どもー、解説の和美お姉さんだよー。今週も元気に解説するね!」
「お、決めポーズも少し変えてきたねお姉さん。僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ」
「まきぐも君はぜんぜん変えようという気が無いみたいね」
「うっ、しょーがないよ。急に変えろって言われても、できないよ!」
「フッ、そんなデカいずうたいして臨機応変ができないなんて、前の方が可愛くて良かったわ」
「ま、また格好のことを言い出すのお姉さん! 僕もなりたくてこんな格好にー、グッ・・・・・」
「あ、もうまきぐも君泣かないで。私が悪かったわよごめんなさい、ね? 謝るからぁ」
「う・・・・・・僕、泣いてないもん。ヒック、ううっ」
「ガチ泣きしてるじゃない! ああもう、サッサと進めるわよ。今週は金曜のカレーと空薬莢ね」
「・・・・・・お姉さんハンカチがじで。ズズッ」
「いやよ、ハンカチぐらい持ってなさいよって無理か、ポケット無いもんね」
「ググッ、どうせーう~~」
「あー分かった、分かりました、これあげるから顔洗ってらっしゃい。さ、早く」
「う、あじがどうお姉ざん。ぶぴーー!」
「あ、グチャグチャ・・・・・・。返さなくてもいいからね、ちゃんと洗ってくるのよー。・・・・・・ふう、最近本当にメンタル面弱くなってるなぁまきぐも君・・・・・・。
さてと、気を取り直してお題のカレーからね。このお話はカレーの日が元々金曜では無くて土曜日だった、と言う話しね。これはもうそうね、良かったね。って言うしか無いわ。強いて言うなら隊員達はどんだけカレー好きなのよ! てぇことかな? 次の空薬莢なんだけどー」
「あ、あの、和美お姉さん」
「わあっ! まきぐも君、いつの間に」
「こ、これ、ありがとう。ちゃんと洗ってから返すよ」
「だから、それはまきぐも君にあげたの、もう返さなくていいの。分かった?」
「え、和美お姉さんこのハンカチ僕にくれるの? ホントに?」
「だからさっきからそう言ってるじゃ無い!」
「ありがとうお姉さん! 初めてだよ、お姉さんが僕にプレゼントしてくれるなんて」
「なっ、プレゼント? なにを言ってるのまきぐも君、そんな大事そうに胸に抱え込まないで!」
「いいんだよお姉さん、僕大事にするねこのハンカチ」
「あ・・・・・・ほ、本気で言ってるのまきぐも君。いつものお芝居だよね? 変身解いてもう一度話し合いましょう?」
「変身を解くの? やだな僕、変身を解くと僕が僕じゃなくなる気がするんだ」
「に、二重人格?! やばいわ、今週はこれで終わりにするからまきぐも君。さ、終わりの挨拶」
「えっ、もう? うん、じゃあ・・・・・・。それじあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。