新シリーズ・・・・・・。
暗いスタジオに微かな人影がある。そこへカッ! とスポットライトが光りその人を照らす。
「どうも、私は和美。この番組でしがない解説などをやっている者です」
照らされたのは黒いメイド服を着て猫耳とシッポを付けた和美だった。
「今日はみんなに重大な発表をするためオープニングを変えて放送しています。その重大な発表とはー」
「ねえ、もういいかなぁ和美お姉さん」
「・・・・・・その重大なー」
「お姉さん、いい加減にして欲しいんだけど」
「う、うるさいわね、いい加減にしてほしいのはこっちの方よ!」
スポットライトが消えてサーッとスタジオが明るくなると、着ぐるみのまきぐも君がヨチヨチと和美に近付いて行く。
「はいはい、じゃあいつものオープニング行くよー」
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「なにも始めっからやらなくてもいいじゃない」
「グダグダ言わない。やあ、僕は護衛官の妖精まきぐも君さ。そしてー」
「・・・・・・」
「そしてー」
「み、みんなー、解説の和美お姉さんだよー」
「そうそう、それでいいんだよ。で、何を思い付いたの?」
「あーもう、聞いてよまきぐも君私先週の解説で思い付いたのよ」
「先週の? あのヺタクの話し?」
「違うわよ、整列の話し。あれは既に作者が書いた話だったじゃない」
「う、うん、そうだね。たしか僕がもう一度お姉さんなりに解説したらって言ったんだよね」
「えっ、そうだったっけ。まあいいわ、それよ、私なりに解説するのよ他のも」
「・・・・・・思い付いたって、僕が最初にー」
「もうそれはいいって言ってるでしょ! でね、私が勝手に選んだのを勝手に解説するの」
「・・・・・・まあお姉さんが勝手にやるなら僕は何も言わないよ。今後どうするか決まってなかったのは確かだし。で、最初に解説するのは?」
「もちろん、大砲で撃たれた実弾演習の話しからよ」
「あーあれね、確かに一番の目玉ではあるね。ではお姉さんなりの解説お願いするよ」
「任せて、私なりにあれを解説するとね、あれは大変惜しいことをしたと思うのよ」
「惜しかった? 当たらなかったのに?」
「そうよ、もし当たってれば絶対に護衛艦ごと異世界に行けたのに」
「・・・・・・え? チョット待ってお姉さん、護衛艦ごと?」
「そう、護衛艦ごと全員で異世界へ渡れたの。それでね、艦長から下っ端まで全員にチート能力が神様からプレゼントされるの。これで世界を救ってくれーって」
「そんな都合のいい神様なんかいないよ!」
「だけどここで気を付けなくちゃいけないの、調子に乗って魔力とか攻撃力のチートなんか取っちゃダメ、できるだけ何の役にも立たなそうなチートを貰うようにするのよ」
「あーはいはい、分かったよお姉さん。そのへんにしとこうか」
「え、もう時間なの? これからなのにー」
「うん、また来週ね。それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
相変わらず長々と書いた後に、文章が消えてしまいバックアップも取れてないとー、落ち込むなぁ。