美味しかった。うお、今度はケーキかっ、いくら何でもそれはー、いやケーキにコーラは無いだろうーあー。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
いつものスタジオに和美とまきぐも君が並んでいる。
「ヤッホーみんなー、生身の和美お姉さんだよー。そしてー」
「僕は護衛官の妖精まきぐも君さ。和美お姉さんやっと猫耳メイド姿での登場だね、幽体の時はホント目のやり場に困っていたよ」
「え、目のやり場? どういうこと?」
「少し透けていたけど裸同然の姿だったじゃ無いか、特に先週はー。もしかして気付いてなかったの」
「ええっ! は、裸同然!? そんなの気付かなかったわ。なんで言ってくれなかったのよまきぐも君!」
「あっ、待っ、チョークチョークグェ。改造人間でも首がもげちゃうよ! ハァハァ、言おうとした、言おうとしたんだけどー、視聴率が良くなるからって止められてて」
「放送禁止になっちゃうわよ! ・・・・・・やっぱりここ、潰そう」
「わっ、それはセットだよ、ここ潰したらギャラが出なくなるよ、お願いだから止めてお姉さん!」
「うっ、ギャラか・・・・・・じゃあ今週のギャラ少し上げてくれる?」
「あ、上げてくれるって。ほらカメラが頷いてるよ」
「そう、良かった。ルン❤」
「凄い変わり身だね、お姉さん。じ、じゃあ早速続きの解説をお願いするよ」
「オーケー、先週は基地がある各町毎上空に魔法陣が浮かんでいる。って話しだったわよね」
「えっ、そうだった? 確か整列の話しだったよ」
「その整列が呪いで自衛隊から体罰は無くならないのよ。これは勇者を異世界から召喚しないかぎり終わらないでしょうね」
「あ、ラノベ脳が悪化してる」
「な、なによ、海自は殆どヺタクの集まりよ。みんな相当こゆいんだから」
「へえ、どんな風に濃いの?」
「そうね今時海自に入りたがるのは軍艦ヺタクか武器ヺタクよね、まあアニメや漫画ヺタクが大半だと思うけど。昔アニメで陰陽道や密教が流行ったときは普通に九字を切ることが出来る人がいっぱい居たわ」
「九字って言うとリンピョウトウシャアカイジンとか言う奴?」
「そうよ良く知ってるわね、それだけじゃなくて胸の前で印を切るの9種類ね。因みに作者がこれを知ったのはトイレット博士という漫画で、七年殺しを主人公がやるときに唱えていたって言ってたわ」
「七年殺し・・・・・・、どう言う意味なの? 密教か陰陽師のワザ?」
「く、詳しくは知らないわ、今度直接作者に聞いてよ」
「う、うん、でもあの作者に聞くのはーなんかやだなぁ。あ、顔赤いよ。お姉さん実は知ってるね?」
「ホントに知らないの。話しを元に戻すわよ、海自のヺタク達は多いんだけど皆シャイで大勢で連むことはあまり無かったの、今はどうなのか分からないけど」
「一人で行動することが多かったんだね」
「その中で作者はひたすらビデオアニメを集めていたわ。当時ビデオはダビングし放題だったの」
「何やってんだかうちの作者は・・・・・・。あ、丁度時間となりました」
「今週はいつの間にかヺタクの話しになっちゃったわね」
「仕方無いよお姉さんがラノベ脳になってたから」
「だから違うってー。あ、時間がー、それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。
七年殺し、主人公のスナミ先生(学校の先生)が両手を上げ九字を唱えてから敵の肛門に両手を突き刺してから右手をチョキ、左手をパーにすると七年殺しの完成である。
敵は七年後に死ぬ。