あ、少し書けた。次はちゃんと書けるかな。
「３」「２」「１」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
いつものスタジオにまきぐも君と和美が並んでいるが・・・・・・。
「ヤッホー和美お姉さんだよー！ 今週もも頑張って解説するよー。そして隣に居るのがー」
「僕は護衛艦の妖精まきぐも君さ。と、それはいいんだけどお姉さん」
「なあにまきぐも君、多分恐い顔・・・・・・して。そんなんじゃあ女の子にモテないぞっ」
「・・・・・・なんで先週のままなの？」
「えっ、何言ってんの、ちゃんと生身に戻ってるじゃない。い、いやーねー」
「じゃあ何で浮いてるの？ 何で触れないの？ 先週はちゃんと戻って一緒に謝って回ったのに何で又魂の状態になってるの？」
「う、実は・・・・・・チョッチ癖になっちゃって、朝起きたら幽体離脱していて気付いたらもうスタジオに来てたんだよねぇ」
「じゃあ本体は？」
「たぶんまだ寝てる」
「起こしてこい」
「えーそんなー、気持ちよく寝てるのに起こすなんてー。それに今からじゃ番組終わっちゃうよ」
「う、うーん、気持ちよくはともかく確実に番組には間に合わないね。仕方無い、このまま始めよう」
「うんうん、そうしましょう。そうだ、もう続きは止めて新しいテーマにしましょうか」
「・・・・・・自分がもう覚えて無いからの間違いじゃないかな？」
「ち、違うわよ、今から続きやっても皆が覚えていないかも知れないじゃない」
「ほう、みんながと来たか。いいよ、新しいテーマにしよう。で、そのテーマは？」
「うん、そのテーマは・・・・・・えっとー」
「和美お姉さん、決めてから言おうか？」
「違うのまきぐも君、ちゃんと決めてたの、ホントよ、本体に忘れてきたのかしら」
「じゃあお姉さん僕から質問するよ、海士が最も恐れる物は？」
「それは勿論『整列』よ」
「テーマが決まったね、整列でお願いするよ」
「えー、でも整列は作者が以前もう書いてるわよ」
「僕はお姉さんが解説する『整列』が聞きたいな」
「もう、そんなこと言って、笑うかケチを付ける気でしょ」
「そんなことしないよ、だからねお願いだよ」
「う、うん、それじゃあ整列を解説するわね。この整列は主に停泊中夜の甲板掃除が終わる二〇〇〇移項に行われるわ」
「主にと言う事は違う時間帯でもあり得ること、なんだね？」
「そうね、これは大戦中の海軍から脈々と受け継がれてきた物なのよ。現在は大分規制が厳しくなってきたみたいだけど、まだまだ続いてるのではないかと思ってるわ」
「ん？ 規制しなくちゃいけないことなの？」
「ええ、有り体に言えばこれは立派な体罰なのよ。伝統の体罰てえ感じ？」
「体罰が伝統なんて流石自衛隊だね。あっと、しまった時間だよお姉さん」
「あー、いつもこれからってぇ時に時間になるわね」
「うん、それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。
