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「終わり」のテロップ裏

 バアァン!  


「まきぐも君、奴はどこ!」


「和美! お前、スタジオのドア壊すなよ。あーあ、完全に外れてるよ」


「そんなことより奴は? 作者はどこに居るの!?」


「えっ、作者ならもう帰ったけど」


「帰ったぁ!? くそぉあの野郎・・・・・・」


「おいおい、か、和美お姉さん一体何があったの?」


「油断したわ、作者は私を呼び出していきなり後ろから・・・・・・」


「なに! お前作者に何をー」


「後ろから布団でグルグル巻きにされてワイヤーで縛られて金庫に放り込まれたの、さっきようやく脱出してきたところよ」


「・・・・・・ワイヤーと金庫と聞こえたけど、ロープと押し入れじゃあないのか?」


「そんなの5秒とかからず脱出してるわよ、あんな太いワイヤーとぶ厚い古い金庫を用意するなんて、油断したわ」


「そ、そうか、大変だったね和美お姉さん」


「で、作者は何しに来たの?」


「そんな大したことじゃないよ、散々愚痴を言って帰っていったよ」


「そう? なら良いんだけど・・・・・・いや、良くないわ。作者目今度来たらどうなるか、フッフッフ」


「こ、恐いよお姉さん。黒いオーラがダダ漏れしてるよ」


「あら、ごめんなさい。で、まきぐも君これからどうなるのか聞いてくれた?」


「えっ? これからのこと?」


「そうよ、もしかして聞いて無いの?」


「ご、ごめん」


「もう何やってんのよ先週収録した回まだ放映されてないし、どうなってるのよ」


「あ、あれは作者の失敗で消えちゃったみたいだよ」


「えー! 何やってんのよ作者は、どーすんのよこれから」


「さあ、いつものように行き当たりばったりだって言ってたから何も考えて無いと思うよ」


「ハァ~~、まきぐも君これからのことは私達でどうにかするしかないわね」


「それはー、うーん、できるのかな」


「出来る出来ないじゃなくて、やるのよ! このまま作者のいいなりになっていては私達に未来は無いわ」


「そうだね、僕たちで何とか続けないとこのままではー」


「うん、まきぐも君そう言う事で、これからどうするか考えてきてね」


「え、えーー! 僕が考えるの?」


「当たり前よ、私そーゆーの苦手だもん」


「・・・・・・そうだった、和美お姉さんはそう言う人だった」


「納得できたところで来週も宜しくね」


「うーー、納得できねー!」

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