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さて、これから仕事だよ。バイクでゴー!
「ヤッター、お寿司だー! まきぐも君直ぐ行こう今行こう」
「落ち着いてお姉さん、まずは食材を買いに行かないと」
「へ? 食材を買う? え?」
「お姉さん変な顔になってるよ。材料を買わないと作れないじゃないか、お寿司」
「なに言ってるの、食べに行くんでしょ? お寿司屋さんに」
「だれがお寿司屋に連れて行くと言った? うちのアパートで作ってやろう。これも回らないお寿司だ」
「ゲ! 騙したのねまきぐも君、そして自分の部屋に私を連れ込んでアーンな事やコーンな事をする気でしょ?!」
「だれがするかっ! 食べないならそれが一番楽だ、お金も掛からないからな」
「ま、まって、う、うーん仕方ない。行ってあげるわ感謝しなさい。その代り絶対お寿司食べさせてね」
「ったく、どんだけ食いたいんだよ。お前ー、お姉さんでも年頃の女なんだから気を付けないといけないよ」
「……なにかする気なの?」
「バカ、何べんも言わすな! するわけないだろ」
「ならいいじゃない、美味しいお寿司作ってよ。ウフ」
「お、おう、任せろ。お前がいや、お姉さんが食べたことが無い様な寿司を食わせてやる」