さあ、次のテーマは-。
ガタン、と終わりと書かれたテロップが落ちてくる。
「あー続かなかったねー、もう少し引っ張れるかなーって思ったんだけどなー」
「で、次に何をやるか決めてるの? お姉さん」
「ん、・・・・・・えへへー」
「笑っても誤魔化せないよ」
「たってお便り一通も来ないし、調べるの面倒くさいし、勉強はもっと面倒くさいんだもの!」
「ハァ~~、お便りはともかく面倒くさいって何だよ。好きなんだろ? こーゆーの」
「う、好きなのは好きなんだけど・・・・・・、ほら私って広く浅くがもっとうだから」
「ぜんぜん広くないじゃないかっ、それにもっと掘り下げようよ」
「無理よ、私のスコップは砂遊び用のプラで出来たスコップなの。重機の様に掘り下げるのは無理」
「そこまで言って無いから、せめて園芸用の片手スコップぐらい持とうよ、お姉さん」
「う、うん、そうね今度挑戦してみる」
「で、その挑戦するテーマが見つからないんだよね・・・・・・。場所を変えて他の皆の意見も聞いてみようか」
「うん! これから皆でご飯食べに行きましょ、もちろんまきぐも君のおごりで」
「ま、待て、なんでお前の為なのに俺がメシをー。そうだ! メシだ」
「え? だからまきぐも君のおごりー」
「違う、来週のテーマは食事だ。基地や艦でのメシを解説しろ!」
「えーー! そんなー、まきぐも君のおごりでご飯食べながら決めようよぉ」
「お前タダメシ食いたいだけだろ。もう決めたからな、来週までに調べてこい」
「えー、だから私調べるのはー」
「ちゃんと調べてきたらメシをおごってやろう」
「・・・・・・本当?」
「ああ本当だ、ただし俺が認めるぐらい掘り下げた物を出してきたらな」
「うん、・・・・・・ごくり。やってみゆ」
「お、おい、お姉さんヨダレ僕に垂らさないでよ!」