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恐いよぉ。

 「いじめ」「金銭的」「辞めたいのに辞められない」


 当時の自衛隊ではこの三つが問題になっていました。


 特に金銭的理由が大きく、自殺する人が多かったのです。


 自殺まで行かなくても財布を盗む者まで出て来ます。


 これは隣の人が信じられなくなってしまう、時には命を預けることになるかも知れないのに。


 その自殺ですが、なぜか首を吊る人が多いのです。


 ある日内火艇で浮き桟橋に向かっていると、カモメよりカラスが異様に多い時がありました。


 後から知ったのですが基地内の売店裏の林で首を吊っている人が居たそうです。


 その他にも当時「呪われた艦」と噂される艦があり、何人も同じ場所でー、ううっ、気持ち悪くなってきた。


 あまり一人でこの様な事を書く物ではありませんね。


 でも続いたりします。


 その他に夜の海に飛び込む手があります。


 これは主に辞めたいのに辞められない時使います。


 なので朝の点呼は欠かせません。もし、朝になって居なくなっている者が居たら大変です。


 遠洋航海中、昼間に「人が落ちた、救助艇用意!」と言う号令がかかりました。


 私は前甲板で救命浮環を投げる役でしたので、煙突横の浮き輪を外して急いで前甲板に向かいました。


 しかしそれは隣の艦でした。


 なんでもその海曹はノイローゼ気味だったらしく「俺は日本へ帰るんだっ!」と言って海へとダイブしたそうです。


 独身なら良いのですが妻帯者は半年も家を空けるのは辛いようです。


 後日その海曹は飛行に乗せられ、分隊士と一緒に日本へと帰ったそうです。

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