だ、だれかー。
「3」「2」「1」「ドカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「はーい、みんな元気だった―? 解説のお姉さん和美だよー。そしてー」
「僕は護衛艦の妖精まきぐも君さあー、お姉さん今回は何を解説するの?」
まきぐも君が衝立の上から和美に話しかける。
隣に立つ和美は少し驚いて。
「おっと、今週はいきなりですか? まあそれが普通なんだけど、そうねぇやつぱりサイドパイプよね」
「あぁ、時々名前が出てたもんね」
「じゃあ今週はサイドパイプについて解説するね」
「うん、でもその前に和美お姉さんに聞きたいことがあるんだ、僕」
「うっ、やっぱりそう来るのね? な、何かしらやまぐも君」
「『まきぐも』だからね! ワザと間違えて話を変えようとしても無駄だよお姉さん」
「わ、分かったわよ。で、何が聞きたいの? スリーサイズは極秘よ」
「…………。じゃあ聞くけどー」
「一寸待って、突っ込み無し?」
「だから無駄だって。和美お姉さんの住所なんだけどあれは何? 何処かの魔法少女? 山桃?」
「えっ、変だった?}
「変なんてもんじゃないよあれ。何処かの県、何処かの市、何処かの町ってなに」
「あ、何処かの地球から入れないとダメだったてえ事?」
「……あー、収録一回止めよ。じっくり話そうじゃないか」
「え、えー! そんな、サイドパイプはー?」
ブッン。