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夏生詩集3

僕と彼女の瞬間

作者: 夏生

彼女がうつむく

視線の先は

何も映し出さない鏡


僕のことなど

気づかない彼女

白いイヤホンから

溢れ出す音楽は

彼女をここから切り離した



そばにいたい

そばにいたい

寄り添ってあげたい


視線投げるそれだけで

精一杯の自分は

ただの傍観者役立たず

彼女にとっては壁紙みたいで


みんなが彼女を

生意気と真っ赤な言葉で

書きなぐり口先で切りつけた

彼女はなにもしゃべらず窓のそとに

目をやって僕の背中嫌な汗伝った


そばにいたい

そばにいたい

寄り添ってあげたい


視線合った瞬間の

ときめき、彼女は気づかない

手を伸ばせば届きそうな距離

なんて遠いんだ


思いきって飛んでった

彼女と僕の距離を

彼女の瞳に僕が写って

はじまった僕らの時間







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