淡恋 -あわこい-
若い頃に書いた詩のようなお話です。
まったく…
ガラじゃないですね(・ω・)
あらすじのコメントは完全に何かのパクりですね。
少し高い肩を目で追う
あの人が向かってくる
そして俯いてすれ違う
と、遠くで見ていた友達が
小さな声で冷やかす
日常
右を向けば同じ座席
あの人が居る
その間には4人分の空間が存在する
ぶら下がった広告のついでにチラッと見る
と、振り向く予感で
また俯く
帰り道の電車
思い切ってあの人の手に手を伸ばす
赤い赤い黄昏時
あと少し あと少し
やっと届いた二人の手
もちろん触れた感触などない
それを知っているのは
長く長く伸びた 二人の影法師
それだけで幸せだった
遠い昔