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#9-3.隠し事なんて

シャワーを浴びて更衣室で着替えを済ませて1階のホールで待ち合わせをする。

俺と藤堂が先になったようだ。

藤堂はスラックスに白いポロシャツと言う爽やかスポーツマンの格好をしている。

俺と言えば、ジーンズにTシャツを着てその上にグレーのカッターシャツを羽織っている。

「お待たせ」

秘書課の3人が着替えを済ませて歩いてきた。

一ノ瀬さんは少し足を引き摺っている。

双葉さんは相変わらずシックなワンピース姿で御手洗さんはスポーティーで藤堂と似たようなポロを来てタイトスカートを穿いていた。

凛子さんは、ゆったりとしたワンピースに薄手のカーディガンを羽織っている。

「今日は、ここでお開きね」

「仕方が無いか。凛子さんが怪我しているんじゃ」

「そうね、今日は打ち上げ無しで」

双葉さんと御手洗さんが言い終わると一ノ瀬さんが俺の顔をみている。

それも捨てられた子犬みたいな潤んだ目で。

「あう、瑞貴君……」

「お願いですからそんな目で見ないで下さい。仕方が無いでしょ、怪我しているんだし」

「うぅ、私の所為で……」

「はぁ~ 仕方が無い僕等の家で打ち上げしますか?」

「うん!」

一ノ瀬さんの顔が一気に明るくなった。

「一つだけ条件があります。絶対に動き回らない事いいですね。明日の仕事に差支えるでしょ、その足じゃ」

「う……うん」

きちんと前もって釘を刺しておく、そうしないと一ノ瀬さんは絶対に嬉しがって動き回るはずだから。

仕方なくタクシーでマンションに向う。


タクシーの中でも凛子さんは何故かご機嫌だった。

30分程でマンションの前に付くと凛子さんが嬉しそうにタクシーから降りて皆の事を案内しようと足を引き摺るように歩き出した。

「はぁ~ 何であれだけ言ったのに動き回ろうとするんですか?」

「だ、だって皆がお家に遊びに来てくれると思うと嬉しくてつい」

「つい、何ですか?」

「うう、瑞貴君怖いよ」

「怒っているんだから当たり前でしょ。藤堂、悪い荷物を頼む」

そう藤堂に告げて凛子さんの荷物を肩に掛けてから凛子さんを抱き上げる。

いわゆるお姫様抱っこだ。

「ひゃ、は、恥ずかしい……」

俺が凛子さんの顔を覗き込むと『ゴメン』そう呟いて俯いてしまった。

「行きますよ」

双葉さん、御手洗さんに藤堂の3人に声を掛けるとマンションを見上げてポカンと口を開けている。

「あの、行きますよ」

「ああ」

「あ、うん」

「ほぇ~」

再び声を掛けると三者三様の気の抜けた声を上げている。この大きな街では珍しくも無いマンションだと思うのだけど。

構わず凛子さんを抱き上げたまま歩き出すと慌てて3人が後を追いかけてきた。

エレベーターに乗り凛子さんに声を掛けた。

「凛子さん、両手が塞がっているのでお願いします」

「うん」

凛子さんが認証装置に暗証番号を入力して指をスキャナーに差し込むとエレベーターが動き出した。

「の、のっちって一体何者なの?」

「何を御手洗さんは言っているんですか? ただのリーマンですよ」

「ただのリーマンがこんなマンションに住める訳が無いでしょ」

「凛子さんに聞いてないんですね。ここは友人のマンションで安く借りているんです」

「へぇ、そうなんだ」

双葉さんと藤堂は落ち着いてエレベーターの表示を見ていた。

「ん? 野神、何処まで上がるんだ?」

「一番上だよ」

エレベーターが止まってドアが開くと天窓から日が差して明るい玄関先が現れる。

独り暮らしの時には何も置いていなかったけど、今は凛子さんがポトスなどの観葉植物を置いていた。

「うわぁ、セレブな匂いがする。開けるね、あれ?」

「花ちゃん、開かないよ。鍵が掛かっているから」

「ええ! 鍵穴なんか無いじゃん」

「うふふ、こうすると開くの」

凛子さんがドアの取っ手を掴むとカチャンと音がして鍵が開いた。

「す、凄い。どんな仕組みになってるの?」

「あのね、指が鍵の代わりなの」

「へぇ、指紋認証って言うやつだ」

先に凛子さんを抱きかかえたまま部屋に入ってリビングの丸いソファーに凛子さんを座らせ、足を上段に乗せて足を高くする。

「その辺で適当に寛いでください」

「う、うん。って凄い。なんなのこの眺めは」

「凄いなこれは」

藤堂と御手洗さんは2人でルーフバルコニーに出て景色を眺めている。

双葉さんは凛子さんの側に座って部屋を見渡していた。

俺がキッチンに向うと凛子さんが動こうとした。

「あの、お茶を」

「そこ、動かない」

「はぅ、でも」

「怒りますよ。凛子さん」

アイシングパックに氷を入れて凛子さんの捻挫している足に当てると凛子さんが自分で抑えようとするのでマジックテープが付いたバンドで軽く固定をする。

「本当に野神君は凛子の事になると過保護と言うか、まぁ応急処置としては満点に近いわね。何処でそんな事を覚えたの?」

「爺ちゃんですよ。道場ではちゃんと体を温めるので怪我は少ないですけど時々無茶をして怪我をする事があるんで自然に覚えちゃったんです」

「そうなの、RICEが自然に身に付いているのね」

「RICEって何ですか? 双葉さん」

「Rest=安静・Ice=アイシング・Compression=圧迫・固定・Elevation=挙上の頭文字を取ったものよ。この応急処置をする事で治りが早くなるの」

「凄いんですね」

「野神君がね。凛子はのっちの言う事をちゃんと言う事を聞かないと駄目よ」

「まるで私が瑞貴君の子どもみたい……」

「足が治るまでの辛抱です。しばらくテーピングして仕事に行って帰ってきたらアイシングですからね」

「はーい」


そんな話をしていても藤堂と御手洗さんは部屋に戻ってこなかった。

ルーフバルコニーを見ると……あの馬鹿は……

「藤堂!」「花!」

双葉さんと俺の声が重なると慌てて2人が戻って来た。

「藤堂、冷蔵庫からお茶を持って来て」

「ほら、花も。グズグズしない」

2人は顔を見合わせながら照れ隠しのように渋々とキッチンに向かい、冷蔵庫から適当に飲み物をリビングのテーブルに運んでグラスに注ぎだした。

「何を考えていたのかな? 結婚したらこんな所に住もうなんて考えてないよな」

「あのな、どうやったら今の給料でこんな広い所に住めるんだ?」

「頑張れ、未来の旦那さん」

「のっち、お前な」

「そうだ、藤堂。悪いけどテニス道具を奥の部屋に運んでくれないか?」

凛子さんの足にアイシングを当てながら藤堂に言うと御手洗さんが直ぐに動き出してしまった。

「私が運んであげる」

「いや、あの御手洗さん」

ドスンと鈍い音がして御手洗さんが片手で持とうとした俺のシューズケースを床に落とした。

双葉さんと御手洗さんの視線がシューズケースから俺に向いた。

「あはは、何ですか?」

「のっち、このシューズケースの中に何が入っているの?」

「ええ、テニスシューズですよ」

「野神君、なんでテニスシューズがあんな鈍い音がするのかな?」

「さぁ? ちょっとトイレにゃ?」

双葉さんに襟を掴また。

「のっち、このシューズ。尋常じゃないくらいに重いのだけど」

「花、野神君のバッグからリストバンドを出してみなさい」

「はーい」

咄嗟に手を出したが及ばずバッグは御手洗さんの手中に落ちてしまった。

「うわぁ、何これ」

「花、ここに置きなさい」

双葉さんに指示され御手洗さんがテーブルにリストバンドを置くと鈍い音がする。

「さぁ、野神君。理由を聞かせてもらうわよ。何故、こんなモノを着けてテニスをしていたのかしら?」

「あはは、言ったじゃないですか。女性には花を持たせるようにと教え込まれているって」

「それは、私達を見くびっていると言う事なのね」

「違いますよ。皆のテニスの腕を見極めてからと思っていたんですけど」

「けど?」

「いきなり猛練習が始まったので外すに外せなくなって」

そこまで言うと双葉さんは溜息を付いて顎に手を当てた。

「そうねそうだったわね、シューズとリストバンドで何キロあるの?」

「シューズが片方1キロでリストバンドが片方で500グラムかな」

「さ、3キロもつけてあれだけの動きをしていたの?」

「御手洗さん、だからへばっていたじゃないですか」

驚いていた御手洗さんが呆れたような顔になった。

「野神君、それじゃウィンブルドンがどうのも本当の話なのね」

「僕は基本、嘘は付きませんよ。言わない事はありますけどね」

「黒いわね」

「でも、誰にしたって一つや二つ人には言えない事ってあるんじゃないですか? 因みにウィンブルドンを目指せって言って僕に無理矢理テニスをさせたのはイギリスにいた頃の友達の彼女です」

「ふうん、女の子に仕込んでもらったんだ。どんな感じに仕込んでもらったのかしら?」

「今日と変らないですよ。超スパルタで一つの事を出来るまで延々やらされるんです。出来るようになれば次の事を延々とやらされて。出来なければ……思い出したくない」

「言いなさい。凛子が不安がるでしょ」

「言った方が不安になると思いますよ」

「まったく、どんな仕打ちを受けたのかしら。それでテニスが嫌いになったのね」

「まぁ、そうですね」

「それじゃ、花。私達はキッチンを借りて打ち上げの料理でも作りましょう。野神君、勝手に使うわよ」

「どうぞ、存分に使ってください」

「何かデリバリーしましょうよ。双葉さん」

双葉さんが立ち上がると御手洗さんが慌てながらそんな事を言い始めた。

御手洗さんの顔を双葉さんが覗き込むようにしている、御手洗さんは気まずそうに言い訳をし始めた。

「あの、テニスの後で疲れているしデリで良い、かなって」

「花、あなたもしかして」

「な、何ですか? お料理くらい出来ますよ。多少は」

「ふうん、多少なんだ」

苦笑いをしながら御手洗さんが恥ずかしそうにしていると凛子さんが動こうとした。

「私も……」

「野神君、凛子を確保!」

「はい」

すばやく凛子さんの背後に回り込んで腕を凛子さんの腰に回して立ち上がれないようにすると観念したのか凛子さんが俺に体を預けてきた。

柔らかい感覚と鼻をくすぐる良い香りがしてくる。

「私だってお手伝いくらい出来るのに」

「凛子? あなた野神君と約束したわよね」

「う、うう。しました。大人しくしています」

双葉さんに言われて凛子さんはすっかり大人しくなってしまった。


本来なら家主の俺自身が動かないといけないのだが料理なんて殆ど出来ないし、俺が動けば確実に凛子さんが痛みに堪えて動き回るのが目に見えていた。

仕方なくどこ拭く風でソファーに座りのんびりしている藤堂に声を掛けた。

「藤堂はそこで何をしているの?」

「はぁ? 一応招かれた方だからな」

「ふうん、双葉さんと御手洗さんが動いているのに?」

「あのな」

「俺が何も知らないとでも。まぁ御手洗さんに花を持たせたいって気持ちは判るけどね」

「藤堂は料理が上手いからね」

一呼吸おいて声を上げてそう言うと藤堂が真っ赤な顔になって俺に詰め寄ってきた。

それよりも早く双葉さんと御手洗さんが反応した。

「藤堂君?」

「一弥?」

思わず藤堂を下の名前で呼び捨てにしてしまった御手洗さんもキッチンで火が点いた様に真っ赤になっている。

すると、藤堂が声を荒げた。

「野神、いい加減にしろ!」

「それじゃ、いつまで黙っておくつもりなんだ? 御手洗さんに花を持たせているつもりか? そう思っているのなら御手洗さんに失礼だろ、失礼と言うか侮辱している事にならないのか?」

「それは……」

「藤堂、言い訳なんてするな。ここではっきりさせてしまえば後々楽だろ、それに揉め事の種なんて早めに摘み取った方が良いんだ。隠し事なんて碌な事にならないぞ」

「野神の言う通り良い機会かもしれないなかもしれないな」

藤堂が双葉さんと御手洗さんの居るキッチンにしっかりとした足取りで歩いていく、双葉さんが冷ややかな視線で俺を見ているがその意味ありげな態度に思わず視線を外してしまった。

「ねぇ、一弥は本当に料理が出来るの?」

「そうですね。一人暮らしが長かったので、野神が食って腹を壊さない程度の物なら」

「へぇ、そうなんだ」

「それで俺は何をすればいいんですか?」

「それじゃ、キャベツを千切りにしてくれる?」

「判りました」

双葉さんに言われて藤堂がキャベツの千切りをし始める。

多分、双葉さんは藤堂の腕がどの程度の物なのか試しているのだろう。

双葉さんと御手洗さんが両サイドから藤堂の手元を見ている。

「上手いわね。かなり出来るわね、花より役に立つわ」

「うわぁ、ふ、双葉さん、酷いです」

「あら、本当の事じゃない」

「か、一弥。今度から一緒に料理しながら教えてくれる?」

「俺でいいのなら」

「やった! 一弥がいいの」

いろんな事が吹っ切れた御手洗さんが嬉しそうに飛び跳ねている。

そんな姿を双葉さんは優しい眼差しで見ていた。

双葉さんと藤堂が手際よく料理をしている。それを御手洗さんが一生懸命サポートしながら藤堂に料理を教えてもらっている様だった。


しばらくすると、リビングのテーブルの上には色々な料理が並べられていた。

「うわぁ、美味しそう」

「それじゃ、とりあえず乾杯しましょう。お疲れ様でした」

双葉さんの音頭で打ち上げが始まった。

韓国や東南アジアなんかのエスニック系の料理が多かった。

皆でワイワイと摘みながらお喋りをする。

凛子さんは色んな料理を味見しながら作り方や食材を聞いてメモをしながら楽しんでいる。

俺は少しだけお酒を控えて料理に舌鼓を打っていた。

いつもならアルコールがメインになるけど片付けぐらいはしないと家主として面目が立たないし、凛子さんが気にすると思ったからだ。

宴も酣になってきた頃に双葉さんが俺に話を振ってきた。

「ねぇ、野神君?」

「何ですか? 双葉さん」

「さっき藤堂君に言っていたわよね。隠し事なんて碌な事にならないって」

「言いましたね。そんな事を」

「それじゃ、野神君は凛子に隠している事は無いの?」

「話していない事はありますよ。行く行くは話すつもりですけど今は時期じゃないというか。それに誰しも話したくない事や知られたくない事はあるんじゃないですか?」

そこまで言うと双葉さんが今度は凛子さんに話を振り始めた。

「凛子は野神君の過去を知りたいと思わないの?」

「知りたいと思わないと言えば嘘になるけど、瑞貴君は瑞貴君だし。少しずつ教えてくれるから」

「それじゃ、どこまで知っているのかしら?」

「妹さんが居た事。そして父親だと言う人の娘さん、つまり腹違いの妹が居て名前が一字違いだと言う事に……」

「に? 高校を卒業して藍花に入社するまでは?」

「初めて出逢った時は瑞貴君が18歳でイギリスに居たけど」

「それじゃ、何故イギリスに居たの?」

「偶々って」

「のっちは本当に何も話してないのね」

双葉さんはお酒が入って少し酔っているのか瞳が潤んで目が少し据わっている。

仕方なく海外にいた理由を話した。

「海外の大学に居たんですよ」

「はぁ? 留学していたの?」

「ええ、イギリスやアメリカの大学にですね」

「どうして履歴には記載しないのかしら」

「事情があって記載出来ないからです。双葉さんには話しましたよね、凛子さんの両親が亡くなったテロの事で。そう言う事情です」

「それじゃ、大学名も言えないの?」

「まぁ、そう言う事です」

「それじゃ、お父様の事は?」

「それは話したくありません」

「あ、そう」

気がついた時には既に双葉さんと御手洗さんはアイコンタクトを取っていて行動は迅速なおかつ的確だった。

お酒が入っている事もあり戯れ半分、本気半分だったのか。

御手洗さんは戯れで双葉さんは本気だったのかもしれない。

御手洗さんに羽交い絞めにされ身動きが取れない、女の人の力なんて知れているかもしれないが2人掛りでは部が悪かった。

それに女性に怪我をさせる訳にはいかず手荒な真似も出来ず結果的に良い様にされるがままになってしまっていた。

それはテニスが嫌いになるに至った、思い出したくも無い光景がそこにあった。

「はぁ、はぁ、死ぬかと思った」

「のっちはもう少しまともな事を言えないかな」

「本当にね。経済界の大物? 世界を股に掛ける社長? つかみ所が無いと言うか本当に猫なのね」

不安が過ぎり凛子さんの顔を見ると真っ直ぐに俺を見つめ、その表情は……

急速に息苦しさを感じ始め手足が痺れ出す。

それは沖縄の海で双葉さんを助けた時とは比べ物にならなかった。

体が思う様にならず床に倒れこむ、心臓の鼓動が跳ね上がり胸に痛みを感じ体が痙攣し始めた。

「く、苦しい。息が」

「瑞貴君!」

凛子さんの不安そうな顔が視界に入る。

「た、助けて」

「瑞貴君、しっかりして」

「凛子、落ち着きなさい。過呼吸症候群よ。花、キッチンから紙袋を持ってきなさい。急いで」

「は、はい」

意識が飛ぶでもなく周りで起きている事は全て耳に入ってくる。

藤堂が俺の体を抑え御手洗さんが持ってきた紙袋を俺の口に押し当てた。

もの凄く長い時間に感じる。

少しずつ呼吸が落ち着いてきて時計を見ると然程時間は経っていないのが判った。

「お酒を飲んでいたとは言え無理強いをし過ぎてしまったみたいだわ。ゴメンなさい」

「なんも、ですよ。少し疲れていた所為ですよ」

「本当にあなたって子は」

「あはは、猫ですから」

双葉さんの本当に申し訳なさそうな言葉にも力なく笑って答えるしか出来なかった。



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