挨拶の聞こえる部屋
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:挨拶の聞こえる部屋
何か最近、
人から相手にされてない様に思えて、
寂しい気持ちになって居た。
孤独の心。
多分、人は群れの中に居ても、
この心をずっと保ち続けるのだろうか。
ご近所の人に会っても、挨拶されない。
私も奥手ながら挨拶できない。
インターネットでさえ、
何か自分だけが相手にされてない様で、
少し孤独になって居た。
そんな時、
ふと私の孤独が癒される様な、
そんな出来事に会ったのだ。
カレンダー。
そのカレンダーの紙面が
私に挨拶してくれてる様な
そんな気がした。
「おはよう」「こんにちは」
こんな言葉が、
有り得ないけれど、
紙の中から返ってきた様な、
そんな気がした。
満月の夜、月が1つ多い様な気がした。
夜道を歩いて居ると、
私の後ろの足音が1歩多い気がした。
SNSでライブ配信を見てた時、
その配信者の後ろに
私の部屋が映った気がした。
誰も居ない筈の電車の車窓に、
見知らぬ顔が映った気がした。
朝起きたら私の右手が
知らない誰かの右手に
当たった気がした。
心療内科へ行って、
「最近ずっと眠れないんです」
なんて言ったらドクターが、
「あの人も、この人もですよ」
と応えた気がした。
スマホで自撮りした写真の後ろに、
ずっと過去に亡くなった人が
映った気がした。
レストランへ行った時、
そこを初めて訪れたのにかかわらず、
私の隣に座った人が、
「昨日も来てくれてありがとう」
と言った気がした。
夜、お風呂に入って居た時。
浴室の窓に「やっと会えたね」と
誰かが笑った気がした。
そしてまた別の日の夜。
私が録画したニュースを見て居たら、
テレビの中の全員が
こっちを見て微笑んで居た。
(精神病棟)
ドクター「どうしたんだ彼女?」
看護師「部屋を掃除してた時、間違ってぬいぐるみを捨てちゃったんです」
ドクター「駄目じゃないか。この方にとってぬいぐるみは、何者にも掛け替えない温もりなんだから。情緒不安定、しばらく治らんぞ」
看護師「ちょっとあのぬいぐるみ!どこやったの!?探してる!?…え、見つかった?」
助手「ええ、見つかったんですが、少し汚れと傷が…」
看護師「ああ、大丈夫だろうか。彼女…」
ぬいぐるみを返した時、
居室の中に居た彼女は微笑んだ。
でも傷と汚れを見てちょっと顔が曇った。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=-Pwt7TZ7qYk
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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