第5話 1人目の獲物②
「おせーんだよ、ブタッ!!」
俺を見るなり、珠凛はそう叫んだ。
……いやあ、なまじっか良い子とかじゃなくて、ほんと良かったわ。コイツ相手なら、躊躇なく作戦を実行できる。
俺は声のトーンを少しだけ上げ、半笑いで答えた。
「いやぁ。マジで1人で来るとは思わなかったっすよ。思った以上にバカだったっつーか」
珠凛は眉間に皺を寄せた。そして、手に持っていたポーチのような物を、バンッと勢いよく壁に打ちつけた。
「あぁ?! おまえ舐めたこといってんと……キャッ」
案の定、珠凛は激昂して俺に手をあげた。俺は珠凛の手首を掴むと、上から見下ろすような体勢で、壁に押し付けるようにした。
「っつ。離せよ、クソブタやろー」
珠凛は暴れたが、今の俺の握力は70キロを超えている。女子の力ではビクともしない。
俺は珠凛のシャツの前ボタンを引きちぎった。ボタンが何個か取れて、地面にコロコロと落ちた。
「おまえ、ふざけんな!! こんなことして、タダで済むと思ってるのかよ!!」
珠凛は大暴れだ。
このまま犯してもいいが、それでは面白くない。そろそろトドメをさすか。
俺はおもむろにスマホを手に取り、画面を見せた。そこには、中年男性と手を繋いでラブホに入る珠凛の姿が写っていた。
その写真が視界に入った瞬間、珠凛の身体が強張り、動きが止まった。
「お、まえ。どこでこれを……」
珠凛の声は掠れて聞き取れないくらいに小さかった。
「これが、タダのウリだったら良かったんだけどね。このオッサン、お前の母親の彼氏だろ? お前さ、こんなことしてて恥ずかしくない訳?」
俺は事前にコイツの家庭環境を調べ上げた。コイツの家は母親と2人で、一年くらい前から母親の彼氏が入り浸っている。そして、コイツは、母親の彼氏とデキている。
「ウチにどうしろっていうんだよ……」
珠凛は俺を睨みつけた。
(ふぅーん。まだそんな反抗的な態度をとるのね。まぁ、反省しても許さないけれど)
「これさぁ。お前の母親に送ってもいいんだけど?」
珠凛の攻撃的な目つきが、みるみる許しを乞うような視線に変わっていく。
「や、やめて。い、イヤだ……。それたけはダメ。何でも言うこと聞くから……どうしてそんな酷いことするんだよ」
おいおい。
俺の丸出し写真撮っておいて、どの口がそれ言うんだ? 颯とグルになってクラス中のヤツに送りつけてやがって。こっちは陽葵まであんなことになって……。
許す訳ないだろ!!
「うるさい。お前は黙ってそこに立ってろ」
俺は意図的に冷徹な声を作り、そう言った。
俺は珠凛のブラを強引に外して、胸を揉んだ。珠凛は一瞬、身を引いたが、目を瞑って我慢しているようだった。
(へぇ。耐えるねぇ。なら、こっちも……)
パンツの中に手を入れた。
珠凛はビクッとしたが、暴れたりはしなかった。口をギュッと結んでいる。
ふーん。こんなもんか。
生まれてはじめて触れる女の身体は、正直、無感動だった。しばらく弄ぶと、珠凛が俺に媚びるような視線を向けてきた。
「あの……、さ? ウチ、誰にも言わないから、そろそろ終わりでいいだろ?」
「んなわけないだろ。こっちこい!!」
俺は珠凛の腕を思いっきり掴むと、体育倉庫の中に放り込んだ。
珠凛は、目を見開き動揺している。
きっと、自分が追い詰められ、こんな展開になるとは、夢にも思っていなかったのだろう。
カチャ
「え? いま鍵が閉まったよね?」
「そうだな、中からは開けられないな」
だが、おれにとっては驚くことではなかった。花鈴にタイミングを見計らって、倉庫の鍵を閉めるように指示してあったからだ。
俺は地面に膝をついている珠凛の前に立つと、ズボンとパンツを一気に下ろした。
「ほら。あのとき、お前が笑った粗末なモノだよ。俺が満足するまで、コレの相手してくれるよな?」
俺は下半身丸出しで椅子に腰掛けると、珠凛に正座のような格好で座らせた。怒張する俺の下半身を目の前にすると、珠凛はポロポロと涙を流してと泣き出した。
俺は時計をみた。
あと20分ある。もう少し遊べそうだ。