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20話 ミオに激しく同意!

 はは! 面白い!


「笑止!」


 一瞬でも見えれば斬る事は容易い!


 俺は月の眼を縦に一閃させて高速で放たれた鉄の塊を切り飛ばした。

 後ろに飛来して木々を薙ぎ倒す勢いの塊を、俺は切った!


「うそん。改造レールガン式ハンドガンの最高速度を斬りやがったよ。バケモンだね」


「はは! バケモンとは心外な。俺を見た者は大抵が、悪魔と呼んだぞ!」


「そうかよこのデーモンめ」


「デーモンとは良く分からんがな。ソナタ、名前は?」


「私か? 私は甘百合美沙だ」


「美沙、か。同じ苗字だな。面白い。本当に面白いぞ! こんな闘いは母上以来だ! さぁ、今度はこちらの番ぞ!」


 俺は地を蹴り美沙へと接近した。

 月の眼を横薙ぎに払い、躱されたとすぐに判断して刃の向きを変えて払う!

 ひらりと躱さら、短刀で受け止められる。


「ひぃ。完全に殺しに来てますやん」


「あんまり怯えているようには見えんぞ!」


 止められてもさらに力を込めて振り払う。

 後ろにクルクルと回転して着地したのと同時に、短刀を投げて来た。

 見事に目を狙った攻撃⋯⋯しかし、予備動作が大きい。

 それだと、躱せと言っているようなモノ。


 俺は横に動いて躱す。

 そな場所には既に、美沙が笑みを浮かべて来ていた。


「貰ったよ!」


「甘い、美沙よ!」


 体勢が少し崩れている? そんなのは関係ない!

 体勢により力の加え方が弱いが、それでも問題ない。

 月の眼を振るい短刀の攻撃を防ぎ、踵を上げる。

 横に動いてそれを躱す美沙に対し、体勢を直して両手で月の眼の柄を握り、振るう。


 それを後ろに下がって避ける。

 本当に良く避ける。

 俺はとある構えを取る。


「ふーん」


 地をスっと、蹴る。

 次の瞬間俺は美沙の目の前に出ている。

 特別な歩行法を用いた急速接近術。

 さらに、その加速によって生み出された遠心力を乗せた月の眼が美沙の心臓を狙って突き出される。

 これを避けた物は誰一人として居ない!

 この日までは。


「なに!」


「まさか、本当に御先祖様だとは思わなかったよ。殺戮暗殺者甘百合一族二代目代表、甘百合美穂!」


「⋯⋯ッ! な、何故、その汚名を、知っている?」


「汚名、噂通り⋯⋯と言うか伝説通り、か。それはあんたの知能だと上手く理解出来ないかもよ」


 ◇


 な、何とか収まったようで、何より何より。

 収まったよね?

 収まったで良いんだよね?

 なんかミサがとんでもないような言葉を残しているけど、問題ないね。うん。


「あの、ミホさん」


「あ、小僧か。どうした?」


「僕はガイア。この島の⋯⋯一応長を務めている人です」


「長? 貴方は獣なのか?」


「え?」


「あーあー! そこら辺の認識の違いも含めてぜーんぶ話そうか」


「ガイア⋯⋯その髪色同じ日本人だろ? 苗字は? 漢字はどう書く?」


「止まれ! ストープ!」


 一旦皆が住んでいる場所に帰り、家の中で話し合う事に成った。

 ミホさんの髪色は僕と同じで黒色をしている。


「ふむ。全く理解し難いな。まだここが外国だと言うなら分かるが」


「生憎そうでも無い。魔法なんて超常現象の概念があるからな」


 ミサの話ではミホさんはミサの御先祖様に当たる人らしい。

 まさかこんな所で出会うとは、きっと2人は夢にも思って無かっただろうな。


 にしても、建造って言うのに本当に召喚が多い気がするのは気の所為だろうか?

 いや、きっと気の所為じゃないだろうな。


 今、机を挟んでミホさんとミサが話している。

 僕の右隣はニュクスが、左隣がミシル。

 そして、僕を抱き抱えているのがミオである。

 ミオに捕まって今のミサ達の話を聞いていた。


 エキドナがギャアギャア何か言ってた気がした。

 ニュクスとミシルの目が怖いのだが、ミオは一切気にしてない。

 ミオの強さを垣間見た気がした。


「まさか先祖を召喚するとは⋯⋯スキルとは不思議なモノだな。⋯⋯⋯⋯先祖と言う割にはあの二人全然似てないな」


「しっ! ミオ、そんな事言うべきじゃないよ!」


「いやしかしだな。美沙は銀色の髪に赤い瞳、対する美穂は黒色の髪に青い瞳。顔つきも、美沙は少し柔らかいけど、美穂はスっとしてなんか凛々しいだろ」


「確かにそうだけど⋯⋯」


「ほらな。あいつら本当に血が繋がっているのか?」


 そんな会話をしていると、ミサとミホさんが互いに指を指す。


「間違いなくこの人は私達の先祖だ」


「間違いなくこの子は俺は子孫だ」


「なぜ言いきれる」


「それは、同じ目をしているから」


「そうだ。同じ殺しの道を突き進み、感情があやふやに成った目。そんな目が奥底で確認出来る」


「いや分かるか!」


 ミオに激しく同意!

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