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萌えは世界を救う  作者: 降木星矢
33/33

フード

「くそっ!エリっ!」

 エリを追って必死に追いかける中、俺は自身の行いをただひたすらに後悔する。

 あの時は完全に油断していたのだ。

 いくらリアスさんがいるかと言って、戦うことに集中してしまった。

 だからエリを簡単に連れていかれてしまったのだ。

 あんなにもエリを守ると決めていたのに。

 あの時、エリが捕まえられた時からしっかり覚悟を決めていたはずなのにだ。

 なのに俺はまたしてもエリを守れなかったのだ。

「くそっ!待ってろよ!」

 幸いなことにも、敵が焦っているのか追いかけている間に敵が襲撃してくることはなかった。

 だからこそ俺はすぐにエリの後に追いつくことができた。

「はぁ……はぁ……、エリを、返せっ!」

 追いついた先は少し広めで正方形の部屋だった。

 中は明るく、それゆえに奥にエリの姿と、フードを被った男がいるのが見えた。

「タイチっ!!」

 どうやらエリはまだ無事のようでひとまず安心する。

「エリっ!今助けるぞっ!!」

「待って!来ちゃだめ!すぐにリアス達を呼んできて!」

 すぐさまエリを助けに向かおうとするが、しかしすぐにエリに止められてしまった。

「なんでだよっ!俺一人で十分だ!」

 流石に一人の敵なんかに負ける訳がないという強い思いで、すぐさまエリを助けてあげたかった。

 それに少しはエリに対していい恰好をしたいという思いもあったのだろう。

「違うの!そいつは今までの敵と違って、きゃっ!」

「エリっ!!」

 エリが何なら叫んだ直後、隣に立っていたフードを被った男がエリの頬を叩く。

「――うるさい。お前は黙っていろ」

「くそっ!!おまえ!!よくもっ!!!」

 エリが目の前で傷つけられて逆上した俺はすぐにフードの男を倒そうと突っ込む。

 だが、

「――お前がダインの弟子が。ふっ、他愛もないな」

「なっ!?」

 まっすぐ突っ込んだ俺は攻撃を当てるよりも先に、腕を掴まれそのまま背後へと吹き飛ばされてしまった。

「ま、まだまだっ!!」

 今のは直進で攻めたからダメだったんだ。

 だから次は逆上して再び直線で攻めると見せかけて、咄嗟に横に移動してフェイントをかける。

 これならば通じるはず。

 そう思って全力で叩き潰す覚悟で剣を振り下ろす。

「――つまらん」

「かはっ……!」

 しかし攻撃が当たると思った瞬間、俺は再びフードの男に吹き飛ばされていた。

「人質は本来一人のはずだったが……。まぁいい。お前も人質として利用してやろう」

「くっ、そっ……!」

 またしても足手まといになりかけている現状は俺はただただ怒りを覚え、軋む体を無理矢理動かし俺は再び上がる。

「ま、まだまだっ!!」

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