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第弐話:呼ばれた青年と呼んだ美女

『異世界へ飛んでヒーローになった』

とか、

『高校生になってえらい美人がとんでも発言してそれに巻き込まれた』

とかは

「所詮小説のなかだけの話さ」

なんて今まで生きてきて物心(ものごころ)付いたときからずっと思っていたわけで、現状を鑑みて果たしてそれは間違っていたと思い知らされた。







「…………どこだ、ここは。」




何となく寝心地が悪く、体を動かすとこれまた居心地が良くない。

で、目を開けるとここは唐草で編んだ敷物、所謂ござと言う物の上らしい。

昨日床に就いたのは確かに寝やすい布団のはずだった。

と言うよりも、だ。

俺は体を起こしてもう一度まわりを見渡した。

……俺の部屋は?


「ん?起きたか?」


後ろから女の声がした。聞き覚えのないはっきりとした声だ。

振り返ると、そこには見た目は某ラノベのT口がトリプルSどころかその上を付けそうな程の美人で、黒く長い髪(膝まで有るのではないだろうか)をポニーテイルのように結い、猫のようにしなやかな身のこなしで立っていた。

「あの、ここは………」

どこかと尋ねようとして、口を開いた、が、

「言葉は通じるんだ、良かった。

また面倒なの呼び出しちゃったかと思った。呼び出したと思ったら寝てるし変な服着てるし。」

まぁまて、まずは俺に質問させろ。

「君はいったい誰なんだ?それからここはどこなんだ?」

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