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第壱話 プロローグ
どうぞよろしくおねがいします。
『現実は小説より奇なり』
とはよく言ったもので、俺は奇妙な光景を目の当たりにしている。
この世のモノではないらしいコイツと、傍から見れば、
「え?特撮?」
的な怪物がいる。
だがここではそれが普通らしく、ようは俺が妙な所に迷い込んじまったわけで。
ただこの世界は、紅と蒼の渦巻く綺麗でいて、それで生きるには過酷な所だった。
そしてこの世界は、俺が必要だったモノ、欲しかったモノがある最高の場所だった。
今後ともよろしく。