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洗濯バサミ

作者: 雪つむじ

それを力強く感じてしまったら

僕はどうなってしまうんだろう

そんな事を思う位に

地面に落ちた洗濯ばさみは

とてもとても儚げで


きっと空から落ちてきたんだ


そんな想像上の世界の事を

小さな体で表現する

ギザギザになったその口は

あまりにも痛々しい


太陽も

風も

みんな知ってる

月も

雨も

みんな知ってる


でもきっとその子たちは

洗濯バサミの事を知らない


どんなに力強くても

所詮は使い捨て


わかっているから

たまに洗濯物を残したままで


どこかへ逃げていくんだ

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 洗濯バサミの形にそこまで意識をおかずに、特徴とその存在だけで、世界観を見せながら書いていること。 僕が同じ洗濯バサミで書いた場合、観察日記みたいにしかならないので、凄いなと思いました。 …
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