マクマ
「相変わらず仕事が雑ですねあなたは」
空間が歪み、白衣を着た女性が現れた。
白衣の下には豊満な胸元を隠すか隠さ無いかの微妙な位置でボタンが留められた白シャツ。
下にはもちろん際どいスリットが入った黒のタイトスカートを履いている。
「先生か」
先生と呼ばれた人物はその美しいエスニック風の顔に右手を伸ばすとかけられた赤色のメガネをを指で押した。
特徴的な尖った耳がピクピクと動く。
「アルエルの様子はどう?」
「あの二人なら保健室で寝てますよ、おっきなたんこぶができてましたけど、まぁ問題はないでしょう」
「そう、よかった」
「それよりもリョーマ君、本当の事は言わなくて良かったの?」
「本当のことねぇ、、、、。」
「冒険を楽しめだなんて、、、あの子が、、、、真実に辿り着いたらどうするつもりなの?」
「・・・・・・・・・」
「トミエちゃんのお孫さんなんでしょ彼」
「ああ」
「ということは」
ゆっくりと先生に歩み寄り手を掴む魔王
「しかし、、、、
あいっかわらずエロいな先生は!!!!」
といいながらたわわな胸を彼女の腕で挟みながらブランブラン左右に揺さぶる。
「ええええええい!!!止めんかこの不埒者が!!!」
というとどこからか現れた石球が魔王の脳天に直撃した
「ほべっっ」
瞬間、魔王の顔、、、、もといフジムラアキヤの顔がクシャリと歪む。
「いてーーーーーな!!!!この露出狂が!!!!!」
「リョーマ君がふざけるからいけ無いんでしょ!!!」
「無詠唱でとんでもない魔法使うの止めてくれるかなぁ」
「こんなのとんでもない魔法のうちに入らないわよ!!」
「何?自慢?そもそも、この結界内じゃ普通魔法なんて使え無いんだからな、常識って物をわきまえてくれよまったく、預かった身体にもしもの事があったらどーしてくれるんだよ、、、あーーーいて」
うんこ座りで自分の頭をさする魔王を見下ろしつつ
「そこは素直に謝罪します、、、。
でもリョーマ君、君、話をはぐらかしてない?」
「ばれた?」
ケロッと顔を上げ先生を見上げる魔王。
「お前は俺が探していた向こうの世界の肉親、お前は俺の孫だって?」
「そう、素直に言えばよかったじゃない」
「無理無理!!!そういうの柄じゃないし」
「柄じゃなくても伝えるべき事は伝えるってのが男ってものでしょう」
「いーよいーよめんどくせぇー、別に伝えたところで何が変わるわけでもないだろ」
「さぁ、それは彼次第でしょ」
「・・・・・」
「それに彼に貸したあなたの能力、、一端だなんてとんでもない、、、嘘にも程があるでしょ、あなたの能力、使い方によっては世界の1つ2つ軽く滅ぼしちゃう位の能力なのよ、それをただの、、魔法もろくに使った事の無い人間が使いこなせるわけないじゃない」
「そこは心配してないよ、トミエが万事上手く調整してたみたいだし。
それに、レベルによる制限もつけておいたから、いきなり星を真っ二つにするなんて愚行は犯さないさ。」
「こっちの世界には私の弟子やそれこそ孫や子供達もいるんだからいきなり消滅させるのだけは止めてよね」
「そこは、、、あいつ次第だろ?」
「はぁーーーーダメ、無責任過ぎる」
「本当にあなたはトミエちゃんがそばにいないと、ダメダメよね」
「・・・・・・・」
シュンとなるリョーマ
「あ・・・・・・・ごめんなさい」
「うっっそーーーーーーん!!かっかっかw」
反り返り大笑いしている魔王のわきで、拳をワナワナと震わせた先生がいた。
「久々に魔力を解放させようかしら・・・・・」
「え、、、それこそ世界が消滅しちゃうのではないでしょうか、、、、、。」
恐る恐る先生の方を振り返る魔王
「この結界内だったら大丈夫なんでしょう?ウフフ」
そこには冷笑を浮かべた美人の保険医が立っていた。
「おーいディノスさんやーーーい」
「ディノスちゃんなら向こうでブルブル膝を抱えて座ってるわ・よ」
忠犬ディノスさんもこのかつての英雄王ルジェス・カイオウに仕えた大賢者エルシア・メイビスの前では尻尾を巻いてしまうらしい。
「うーーーらーーぎりもーーーん!!!」
「申し訳ありませーーーん!!我が主!!!」
ちゅどーん!!!
結界内に爆発音が鳴り響く。
「ふひーーーーん」
吹っ飛びながら魔王は願い乞う、、、、。
アキヤ、、俺の最愛の孫よ、、、。
早く俺を殺しに来い。
と。




