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この世界で生き残るために  作者: スタ
四章 ゲームシナリオ編
42/61

ここはゲームではなく現実だということ

大変お待たせしてすみません。

やっと一話投稿です。


「え!?うそっ!?そんなぁ~またゲームオーバー!??」


 戦闘画面からコンテニュー画面へと切り替わったことで、がくりと肩を落とす。


 もうこのダンジョンで行き詰まること三日目だ。

 勿論、現実の時間で三日目でありゲーム内ではコンテニューしまくりなので同じ時間だ。

 同じ所をグルグルと周り、抜け出したかと思えばダンジョン内にある謎解きで失敗して強制戦闘。偶に戦闘ではなく入口へ戻されることもあるのでなかなか進めない。


 さっきは順調に前へ進めていたと思ったのに、うっかりトラップによる戦闘になってしまった。

 しかも、この時回復アイテムを使い切ってしまい回復出来ずにゲームオーバー。

 セーブ場所は入口しかなかったので、また入口からやり直し。



 うん。

 ご利用は計画的に。



「はあ~またやり直しかぁ。」


 ゴロゴロとソファーに転がって気分を紛らわす。



 別段ゲームが得意な訳でも無く、ゲーマーと言うほどゲームをやっている訳でも無い。

 それでも私は最近とあるゲームに嵌まっている。


 聖剣に選ばれた勇者が魔王討伐の旅に出るという王道系ストーリーのRPGで、エンディング曲が私の好きなアーティストだったからと言う理由で買ったんだけど以外と嵌まってしまってここ最近はこればっかりだったりする。

 曲もそうだけど所々にムービーが入っていたり、サブイベントやミニゲームなんかも豊富に盛り込まれていてダンジョンの謎解きも一つ一つ凝っている。何よりイラストが美麗で、曲以外で私が嵌まった理由の一つでもある。


 

 今日も学校から帰って香織が泊まると言うことで夕飯も準備を済ませた後、空いた時間にといそいそとゲームを始めたのだ。

 今攻略しているダンジョンに行き詰まること三日目だ。

 少しづつ前へは進んでいると思うのだが、中々クリアできないでいる。

 今日こそはと思いコントローラーを操作するものの、今回もまた真っ暗な画面に踊る無情な文字にガックリと項垂れる。


「うぅ~もう一回!今度こそ!!」


 そう言ってガバリと起き上がると、ポチッと画面を操作する。

 と、ゲームを再開しようとした直後、後ろから不穏な声が突然聞こえてきた。


「さ~や~ちゃ~ん~。」

「ぎゃわっ!!」


 真後ろから底冷えのする声が掛かり、私は変な声を叫びながら飛び上がってしまった。


「か、かかか香織!!お、驚かさないでよ!!ちゃんとチャイムくらい鳴らしなさいよ!!」


 慌てて振り返った先には、仁王立ちで睨む香織の姿があった。

 私が焦って窘めようとすれば、香織は半眼になって反論する。


「チャイムは何度も鳴らしました!それなのに沙耶ちゃんは気が付かないんだもの。明かりはついてるのに反応が無いから心配になっていつも玄関の植木鉢のとこに置いてある鍵で開けて入ったんじゃない。」

「うっ・・・・ご、ごめん。」


 完全に自分の失態なので、反論のしようも無くどんよりと項垂れる。

 そんな私に香織はチラッとゲーム画面を見ると呆れたようにため息を吐いた。


「ソレ最近沙耶ちゃんが嵌っているゲームだよね?そう言えば、三日前から進まないって嘆いてたけど進んだの?」

「うぅ~全然。」

「もういっそ攻略本見たら?」

「えぇ~なんかここまで来て攻略本見るとか負けた気がするっていうかぁ、ね?」

「負けず嫌い過ぎまったく、今日はそこまでにして晩御飯食べよう?私お腹空いちゃったよ。」

「あはは、分かったよ。」


 頬を膨らませて怒る香織が可笑しくて笑ってしまう。

 私はゲームの電源を切ってご飯を並べるためにソファを立った。


「今日の晩御飯は何?沙耶ちゃんの作る料理はお母さんがいつも作る料理とは違うから楽しみなんだ~。」

「今日はねぇ、ボルシチとマカロニサラダ、白米とパンどっちも選べるよ。」

「うわぁ!美味しそう!!」

「ふっふっふっ、デザートには何と、プリン(ホイップ付)もあるのだぁ!!」

「おおぉ!!ホイップ付なんて豪勢だね!何かいい事でもあったの?」

「んふふ!まあね!」

「何々?教えて?」

「な・い・しょ!」


 昨日の夜に掛かって来た電話で、両親二人共の休日が取れたこと。そして、その休日に何処かへ行こうと話していたのだ。


 共働きの両親は、なかなか揃った休日が合わない。それでも私の事を気にかけているのは、彼らが休みの日に側にいてくれるから分かっている。

 前回二人揃っての休日は一ヶ月程前だった。だから久しぶりの家族三人でのお出掛けになる。


 嬉しく無いはずが無いのだ。

 まだ一週間は先なんだけどね。


「え〜余計気になる!教えないとこうなんだから!!」


 香織はいきなり私の脇腹を鷲づかむとコチョコチョとくすぐり出した。

 脇の弱いと言うよりも、くすぐり攻撃に弱い私はすぐに降参してしまった。


「ひぃ・・・はぁっ・・・こ、降参!!言うから!!」

「うむ、それで何があったの?」

「それがねぇーーーー


 結局は話したくてウズウズしていたのがばれていたのか香織はニヤニヤと私の話を聞いていた。

 私も私で来週の計画を嬉々として話していたのはご愛嬌というものかな。



 傍らで笑う彼女の楽しそうな声。

 変わらない風景。

 いつもの日常。






 これが、沙耶(わたし)の毎日だった。






***



 久しぶりに前世の夢を見た。


 まだ両親を事故で失う前の日常。

 両親は共働きで家を空けることが多かったけれど、毎回メールのやり取りを欠かすことも無かったし、休日は何処かへ連れて行ってくれるくらい家族仲は悪く無かった。

 近所に住んでいた香織の家とも家族ぐるみで仲が良く、よくどちらかの家でお泊りをしていたっけ。

 あの頃が一番幸せだったな。

 あんなことになるなんて思いもしなかったもの。




「エル!!後ろだ!!」

「え!?」


 ガキンッ!!!と言う音が聞こえて後ろを振り返るとグレンが敵の攻撃を防いでくれていた。


「あ、ありがとう。」

「大丈夫か?詠唱中も後ろは気を付けた方がいい。」

「ええ。」


 そう言ってグレンはまた敵の方へと向かって行く。

 私も中断していた呪文を再開し詠唱を続けることにした。


「ファイヤーボール!!」


 私の周りに出来た二つの火球が敵へと向かっていく。

 二つの火球は魔物に命中するが倒すまでの致命傷にまでは至らない。

 周りを見ると仲間の攻撃は次々と命中し敵を倒している。

 私はシアンとの契約の為自身のマナが大幅に使えなくなっている。

 普通の魔術師だと大体一度に出せるのは三つ~五つが普通。だけど、私が一度に出せる火球は二つまで。割と少ないのよね。

 ちなみに、レナルドとジルは勿論規格外です。

 比較するだけ無駄と言うものですよ。

 私の魔術がちゃっちく見えるからあの人達には聞きません。

 実際ちゃっちいですけどね。


 シアンのことは知られたくない。

 いや、まぁ、精霊(シアン)と契約していることを知っている人もいるんだけどね。

 でも、ほら、家族だし、契約した時の経緯も知っているから、ね。

 別に仲間のことを疑っているわけじゃないんだよ?

 皆なら知ったところでシアンの世間での噂のことなんて気にしないと思うし。

 でも、やっぱり知られたくない。

 そのため、下級魔術しか使えない。

 ・・・・私ってあまり役に立ってないかも。

 一緒に旅を始めた当初は、戦闘もできなかったフィーアも精霊の力だけでなく弓の名手としても活躍している。


 ん?何で弓の名手なのかって?

 ゲームの持ち武器が弓だったから持たせてみたらみるみる上達していったのよ。

 まぁ、設定だものねぇ。

 でも、上達速度が半端無かったのにはビビったかな。

 今ではフィーアも活躍している一人だものね。


 ・・・・・・あれ、役立たずは私だけ?

 ううん。気にしちゃダメ!

 きっと他で役に立ってるはず!!

 ポジティブシンキングよ私!!

 


 ・・・・・・・・・。

 ゴホン。

 ちょっと話が逸れたわね。


 えっと、ご覧の通りただ今戦闘中です。

 え?いきなりなんだって?

 ん~まぁ、いきなり戦闘中じゃあ状況についていけませんよね。

 先ずは今私達が何処に居るかですね。

 ただ今私達は、残り最後の宝玉を手に入れるため、数多の噂が囁かれているヴィンター遺跡へと赴いています。

 まぁ、ぶっちゃけ此処に四つ目の宝玉が祀られているんですけどね。


 展開速いなって?

 まあ、そうですね。何事も無く、とまではいきませんが私というイレギュラーが居る以外ゲームの流れに支障無く順調に・・・・順調?・・・・まぁ、ここまで来ました。

 正直言って疲れましたがね。


 大変でしたよ。

 何が大変かって、そりゃあもう道中が一番大変だったとしか言いようがありませんけどね。

 ゲームではただキャラが移動するだけで良かったんですけどね。ま、普通に考えて現実ではそんなことありえないって事ですね。

 ええ、もう本当に身を持って実感しましたよ。

 道中の危険って、敵に遭遇するかだけじゃないって。

 次の街までの食糧の問題もそうだけど、一番は道中の移動そのものが大変だったてことかしら。

 地図や太陽の位置をしっかり確認すればいいって?ええ、そうね。普通はね。でも、迷子と方向音痴のダブル攻撃は酷いと思うのよ。


 あっ!私じゃないわよ!?

 迷子は、まあ、フィーアね。記憶も無いし世間知らずで色んな物が珍しく思えてくるのでしょうけど、逸れるのだけは止めて貰いたいわ。逸れてやしないか常に気を配ってないといけなくて大変なのよ。

 そして、意外にもアルコが方向音痴だったのには驚いたわ。仲間になるまでは一人布教の旅をしていたから道中も頼りにしていたのだけれど、彼に任せると一向に次の街へはたどり着けないのよね。今更考えると彼、よく無事だったわね。一人で旅していたときはどうしていたのかしら?

 不思議だわ。



「エルさん!マナポーションを頼みます!!」


 数メートル先でメイスを振るっていたアルコがこちらに向かって叫ぶ。

 どうやらマナが無くなったらしい。

 ショルダーバックの中から毒々しい色の液が入っている小瓶を一本取り出す。

 

 ゲームの時は思わなかったけど、回復系のアイテムを見るといつも思うのよね。

 こんな毒々しい物で回復するのかって。

 実際回復はするんだけど精神的なダメージがあるような気がするのよねぇ。


 ハッ!!

 おっと、渡さなくちゃ!!


「アルコ!!」


 アルコへ向けて投げた瓶は、見事な放物線を描いて彼がキャッチした。

  







 ***



「これで一通り倒したかな。」


 レナルドがパンパンと手の埃を叩きながら満足げに辺りを見回している。

 直ぐ傍ではアルコが仲間の怪我を見ている。

 と言っても、皆殆ど怪我なんてしてないんですけどね。

 いや~本当皆強いですね。

 笑っちゃうくらい敵さんがバッタバッタと倒されていってましたよ。

 私が一匹倒す間に軽く五~六匹は倒しているんですもん。

 ううっ、ほんと戦闘では役立たずですね。



「さてと、先に進むか。」


 魔物の処理を終えてレナルドを先頭に先を進む。

 仄暗い通路を歩いていると程なくして分かれ道が見えた。


「エル、どっちだ?」

「えっと、・・・・あっち、かな。」

「ん、了解。」


 そう言うとレナルド達は素直に示した道を突き進んで行く。


 ・・・・・・・・・。

 まぁ、今更って気がしますが、そんなに素直に従ってるけど・・・・・不満だとか疑うとかしないんでしょうかね?

 信頼してくれているのは嬉しいんですが。

 何て言うのかこう・・・・何で知っているんだって普通疑うものなんじゃ・・・あっ、いや、別に疑って欲しいわけでもないし、聞かれても答えられないんですけどね?

 こうホイホイ信用して他人に騙されるんじゃないだろうかと心配になってくるんですよ。

 ・・・ほんと詐欺には気をつけようね?





 暫く進んで行くと広い場所に出る。

 目の前には大きな扉。その大きな扉には途切れて不恰好な模様が所々描かれている。初めは老朽によって模様が削れているものだと思っていたがよくよく見るとそういう訳ではなかった。

 後ろを振り返れば火の灯っていない燭台が二つある。

 そして、間に挟まれるかのように台座が立っている。台座の上には何やらよく分からない形をした彫像が置かれている。


「この扉、どうやって開けるんだ?」


 ふむ。


 エルは腕を組んで暫く周りを見回して見た後、徐に燭台の方へと向かう。二つの燭台に灯を灯す。勿論マッチやライターなんかは無いので魔術で火を点ける。

 燭台に火が点くと手前に立てられている台座に二つの影が出来る。その影は大きな扉にかかるように伸びていた。

 台座の下へ行き台座の上にある彫像を弄る。彫像を弄っていると、ある方向で彫像の影が扉の模様の描かれていないところと嵌った。歯抜けの不恰好な模様たちはその影によって一つの完成された模様へと姿を現した。

 すると、ゴゴゴゴゴォォオと音を立てて扉が開いた。


「おぉ、開いた。」

「さすがエル!」


 開いた扉とエルを順に見て感嘆の声をあげるレナルド達。


「・・・コホン・・・先に進みましょ。」


 手放しで褒められたことに少し照れたが、咳払いをして誤魔化すことにした。



 夢で見たからと言って全ての仕掛けを覚えている訳ではなかったので大丈夫だろうかと思っていたのだが、割と解けるものね。








 遺跡内に跋扈している魔物を薙ぎ倒しながら私達は遺跡の奥へと向かう。

 ゲームで一番仕掛けの多かった遺跡なだけあって道行く度に仕掛けに出くわしましたよ。その度に仕掛けを解いて行かないといけないので大変でした。まぁ、仕掛けの内容もゲームと同じだったし、忘れてるものもあったけど然程難しくもなかったんで良いんですけどね。




 そうして、順調に遺跡の奥へと突き進んでいた。

 私が覚えている限りでは此処が最後であろう扉へと辿り着く。


「じゃあ、エル。よろしく。」

「ええ。」


 レナルドに促されて一歩前に出ながら思考を巡らす。


 さて、この扉はどんな仕掛けだったかな?

 う~ん。

 あちゃぁ、忘れちゃってるなぁ。

 ま、何とかなるよね。


 そう、軽い気持ちで扉を調べていた。

 しかし、何度と無く調べてみるが扉の傍に在った二つのスイッチの様な凹凸以外これと言ってヒントとなるようなものは無かった。


 あれ?

 おかしいな。こう言うのってヒントとか仕掛けを解く為の鍵なんてものがあるはずだよね?

 あれえ?

 もしかして見落とした?

 否、でも注意深く見てたはずだけどそういうのは無かった気が・・・・。

 え、運や直感を当てにするギャンブル的な仕掛けとか?

 いやいやいや・・・流石に最後の最後でそんな・・・・・。

 じゃあ何を見落としたんだろう?


 このスイッチ?

 う~ん・・・・・・・あ、何かちょっと剥がれかけてるような・・・・。

 何だろう?

 殆ど剥がれかけてて分かり辛いけど模様のような・・・・・。

 ・・・・・ん~?えっと、これは・・・あれ、ですか?古くなっててヒント剥がれちゃったとかそう言う感じのオチ?

 あははぁ、笑えなぁい・・・・。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・マジですか。


 今までが簡単だったから考えなかったけどそう言えばゲームでは仕掛けの度に選択形式で仕掛けを解いていたっけ。それで間違える度に入り口からやり直しだったような。それ、あれだよね?ゲームオーバーになって入り口からやり直しって事だよね?一歩間違えたら死ぬって事だよね?

 何この究極の二択。

 生か死って・・・・。

 爆弾解除する時の赤いコードか青いコードか選択してるみたい。私、爆弾なんて解除したこと無いですけどね。

 うわぁ、どうしよう。

 手汗が・・・・。


「どうした?エル、大丈夫か?」


 後ろから心配そうにグレンが声を掛けてくる。

 チラリと振り返ると皆一様に同じような顔をして此方を見ていた。

 私が一向に動かないのを心配したのだろう。


「・・・・大丈夫よ。」


 一度皆に気づかれないように深呼吸をして、両方に手を置く。

 チラリと見たスイッチの模様は、何度見返しても分からなかった。

 記憶を掘り返してみるが今一思い出せない。


 ゴクリ。


 ヒントなんて無い。

 私の勘に頼るしかない。

 ここは右を押すか左を押すか。

 如何する?どっちを押す?

 ええぃ!!儘よ!!


 そう意気込んで片方のスイッチを押そうとした時、一方の手に圧力がかかりそれと共にカチッと言う音が鳴り響いた。

 私の手ごと押さえている手の主を仰ぎ見る。


「エルが悩んでるみたいだったから、ここは勢いが肝心かなっと思って。」


 私が放心状態で見遣る中、爽やかな笑顔でレナルドが言ってきた。

 ちなみに、スイッチを押した後ガコンガコンと言う音が現在進行形で鳴り響いてます。

 これは失敗?成功?

 最後の審判を待っているかのように私はジッと固唾を呑んだ。



「あ、開いた。」


 緊張感の無いレナルドの声と共に、ガコンガコンと鳴り響いていた音が止み扉が開いていた。


「ほら。皆先へ行こう!」


 明るく先を促すレナルドに皆付いて行く。

 私も皆の後に付いて行くが、冷汗が止まらなかった。

 と言うのも、私が押そうと思っていたのがもう一方のスイッチだったから。


 あ、あっぶなぁぁ!!

 怖っ!!

 レナルドが先に押してくれなかったらどうなってたか想像もしたくない!!

 勇者の運半端なさすぎ!!

 そして私の勘は当てにならなさ過ぎる。ぐすん。








 その後は順調に四天王を倒し、最後の宝玉を手に入れた。

 ちなみに、勇者に仕掛けの解除を任せてもよかったかもとか、勇者ならギャンブルで億万長者取れるんじゃなんて考えて柱にぶつかったとか・・・・・無いですよ?フイッ




  

ちょっとした蛇足


*アルコが一人布教の旅をしていた時は、よく迷子になるも旅人や商人、狩人等に発見され、終いには何故かその人達と目的地が同じで無事辿りつけていたりする。ある意味強運の持ち主。



*ヴィンター遺跡

白亜の城を中心とした今は滅んでしまった王都跡。

仕掛けが多いのは敵の侵入を防ぐため。簡単に解除されないように大きな扉の仕掛けにもエルの見つけた方向以外にも影と模様が一致する方向がある。ただし、それはフェイク。フェイクの方を選んでしまったら罠が発動する仕組みです。



誤字脱字・感想等ありましたらコメントくださると嬉しいです。


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