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容姿端麗声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした。  作者: 髙橋ルイ
第3章:恋愛初心者、ポンコツなりに奮闘します!
87/100

ふたりって付き合ってるの?って聞かれて、答えに詰まった――やり直し

読んでくださりありがとうございます!


この作品『容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした』は、

完璧な外見とポンコツな生活力のギャップを持つ玲奈と、

そんな彼女に振り回されながらも、じわじわ惹かれていく悠真の、

同居から始まる“焦れ焦れラブコメ”です!


今回の第八十七話では――

ついに!! ふたりの関係に「名前」がつきました!!


友人の“なんとなくの一言”が、

恋の背中を押してくれる瞬間って、実はとてもリアル。


そして、ふたりが“恋人”として結ばれたことで、

物語も新たなフェーズに突入します!

昼休み、教室の一角。


玲奈がサンドイッチを食べていると、隣の千晴が唐突に話を振ってきた。


藤咲 千晴「ねぇ玲奈。ふたりって――もう付き合ってんの?」


天宮 玲奈「ぶっ!?」


飲んでいた紅茶を盛大に吹き出した玲奈。


藤咲 千晴「ちょっ、ちょっと! 服にかかるー! 拭く拭く! ティッシュっ!」


天宮 玲奈「ご、ごめんなさいっ!! ち、違くて、そのっ……!」


千晴は涼しい顔で、膝に広げたハンカチを取り出す。


藤咲 千晴「いや、別に怒ってないけど。聞いてみたくなっただけ。最近ずっとふたりで一緒にいるし、昨日も一日出かけてたって聞いたし」


天宮 玲奈「そ、それは……!」


藤咲 千晴「正直に言えばいいのに。“はい、付き合ってます”って」


天宮 玲奈「……う……」


(言えない……“付き合ってる”って、ちゃんとは言われてない……)


千晴の問いはあくまで軽いものだった。

でも、玲奈にとっては、胸の奥を突かれるほど重かった。


放課後、昇降口。


靴を履くふたり。玲奈がぽつりとつぶやく。


天宮 玲奈「……“付き合ってるの?”って聞かれて、答えられませんでした」


高坂 悠真「……そっか」


沈黙。


天宮 玲奈「それが、すごく、悔しくて……ちょっとだけ寂しかったです」


高坂 悠真「…………」


悠真は、靴ひもを結びながら顔を上げる。


高坂 悠真「じゃあ、言うべきだな、ちゃんと」


天宮 玲奈「……え?」


高坂 悠真「玲奈。俺と――付き合ってください」


玲奈は数秒間、呆けたまま静止し、

そのあと、ぱぁっと顔が花のように咲いた。


天宮 玲奈「……はいっ! 喜んでっ!!」


他人の“何気ない質問”がなければ、

ふたりはきっと、まだ「名前のない関係」のままだった。


でも今――ちゃんと“恋人”になった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


今回の第八十七話は、

“まだ名前のなかったふたりの関係”に、

ちゃんと「恋人」という名前がついた、大きな節目の回でした!


「玲奈。俺と――付き合ってください」

「はいっ! 喜んでっ!!」


このやり取り、言葉だけでもう尊い……!


そして、何より良かったのは、

「千晴の一言がなければ、この告白はなかったかも」という自然な背中の押され方。


次回からは、

“恋人になったふたり”の、初々しくてたまらない日常が始まります!


次回――

「“彼氏彼女”って呼ぶの、まだちょっと照れる――」


ニヤニヤ必至の“恋人はじめました”回、お楽しみに!



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