表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
容姿端麗声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした。  作者: 髙橋ルイ
第1章:容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした
8/95

ステージの上に立つために

読んでくださりありがとうございます!


この作品 『容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした』 は、

見た目も声も完璧なのに、なぜか日常生活はポンコツな玲奈と、

そんな彼女に振り回される悠真の、

コミカルでちょっぴりドキドキなラブコメディです!


今回のエピソードでは、玲奈の大切な時間が描かれます。

いつもとは少し違った雰囲気の中、彼女が感じるものとは――?


ぜひ最後まで楽しんでいってください!

養成所・レッスンルーム

天宮 玲奈「おはようございます!」


 私が元気よく挨拶をすると、周囲の仲間たちが振り向く。


「玲奈、おはよう!」

「今日も絶好調だね~」


 みんなの声が飛び交う中、私はいつものようにウォーミングアップを始めた。


(よし、今日も頑張るぞ!)


 ここは声優養成所。

 私は将来、プロの声優として活躍するために日々トレーニングを受けている。


 声には自信がある。

 それは、これまでいろんな人から何度も言われてきたことだから。


 でも……。


(本当に私、このままで大丈夫なのかな……?)


 最近、ふとそんなことを考えてしまう。


発声練習

講師「じゃあ、次は天宮。台本のこのシーン、読んでみて」


天宮 玲奈「はい!」


 渡された台本に目を通し、私はその場で演じ始める。


天宮 玲奈「『どうして……どうして私のことをわかってくれないの!? こんなに頑張ってるのに……』」


 自分の中で感情を作り、しっかりと声に乗せる。

 どこまで相手に届くか――それが、今の私の課題。


講師「……うん、悪くない。でも、まだ『本当に心から叫んでいる』って感じが伝わりにくいな」


天宮 玲奈「えっ?」


 私は少し驚いた。


 今まで、「玲奈はすごい!」って褒められることが多かったから。

 でも、先生は少し違う目線で私を見ていた。


講師「玲奈、お前の声はすごく綺麗で、表現力もある。でも、どこか『本物じゃない』ように感じる時があるんだ」


天宮 玲奈「……本物、じゃない?」


講師「そう。感情を『作っている』ように聞こえるというか……。お前の持ち前の才能だけじゃなく、もっと自分の中にある感情を探してみるといい」


 私は少し考える。


(……自分の中の感情?)


 でも、私は……感情を隠したりすることはあんまりないはず。

 だって、思ったことはそのまま口に出しちゃうし――


(……あれ? でも……)


 頭に浮かぶのは、昨日のこと。

 透花さんの言葉、悠真くんのことを考えた時に感じたあのモヤモヤ。


(ああいうのって、もしかして……)


講師「今日はこれで終わり。玲奈、お前はもう少し『自分の中の本当の気持ち』を意識してみろ」


天宮 玲奈「……はい」


休憩時間

同期の友人A「玲奈、今日のレッスンどうだった?」


天宮 玲奈「うーん……なんか、先生に『まだ足りない』って言われちゃった」


同期の友人B「えぇ!? 玲奈が!? だって、玲奈ってもうトップクラスの実力じゃん!」


天宮 玲奈「そう言われることはあるけど……でも、やっぱりまだ足りないんだって」


同期の友人A「ふーん……なんか玲奈って、完璧すぎて逆に『普通の気持ち』がわかりにくそうだよね」


天宮 玲奈「え?」


同期の友人A「いや、玲奈ってさ、普段から明るいし、悩んでるところとか全然見せないじゃん? そういうのが先生の言ってた『本物の感情』につながるんじゃない?」


天宮 玲奈「……」


(本物の感情……私に、足りてないもの……)


 なんとなく、わかるような気がする。


 私はいつも楽しくて、自由で、やりたいことをやって生きてる。

 でも、どこかで深く考えることを避けてきたのかもしれない。


 例えば――悠真くんのこととか。


(……あれ? 私、悠真くんのこと考えてる?)


 なんか、最近ずっと頭の中にいる気がする。

 いつも助けてくれるし、私のことをちゃんと叱ってくれるし――


(……こういうのって、なんなんだろう)


 わからない。


 でも、わからないままじゃダメな気がする。


帰り道

 養成所を出ると、スマホを開いた。


(悠真くん、何してるかな……)


 特に用があるわけじゃないけど、なんとなく連絡したくなる。


 昨日もそうだった。


 私は今まで、自分が『特別に意識する人』なんていなかった。

 でも、もしかして……これは。


「……やっぱり、私、悠真くんのこと――」


 その時。


高坂 悠真「よっ」


「……え?」


 目の前に、悠真くんが立っていた。

偶然の再会

天宮 玲奈「……悠真くん?」


 驚いて目を見開く。


 養成所を出たばかりの私の目の前に、悠真くんが立っていた。


高坂 悠真「お前、なんかボーッとしてたぞ」


天宮 玲奈「えっ!? あ、うん……ちょっと考え事してて」


 なんでだろう。さっきまでの頭の中のモヤモヤが、一瞬でどこかに飛んでいった気がする。


高坂 悠真「お前、帰り道こっちじゃねぇだろ。なんでこっちに来てんだよ?」


天宮 玲奈「え? えっと……」


 言葉に詰まる。


(だって、悠真くんのこと考えてたら……なんとなく、歩いてたらここにいた……?)


天宮 玲奈「……偶然!」


高坂 悠真「いや、さすがに偶然すぎるだろ」


天宮 玲奈「えへへ~♪」


高坂 悠真「誤魔化すな」


 じとーっとした目で見られる。


(うぅ……なぜかちょっと恥ずかしい)


歩きながら

 私と悠真くんは並んで歩き始める。


高坂 悠真「で? 養成所はどうだったんだよ」


天宮 玲奈「……うん、色々考えさせられたかも」


高坂 悠真「お前が『考えさせられた』って言うの、珍しいな」


天宮 玲奈「ひどい! 私だって考えますよ!」


高坂 悠真「どうせ、『晩ごはん何食べようかな~』とかだろ」


天宮 玲奈「むっ、違います! 今日はもっと大事なこと考えてました!」


 悠真くんは「へぇ?」と興味なさそうに聞き流してるけど、私は今すごく真剣だった。


天宮 玲奈「ねぇ、悠真くんってさ……自分の『本当の気持ち』とか、意識したことある?」


高坂 悠真「……は?」


天宮 玲奈「私ね、先生に言われたの。『もっと自分の中の本当の感情を意識しろ』って」


高坂 悠真「……そりゃまぁ、演技に感情を込めるのは大事だろうけど……お前、普段から感情ダダ漏れだろ」


天宮 玲奈「そう思ってたんだけど……なんか違うらしい」


 私は歩きながら、ふと空を見上げる。


(私、今までずっと思ったことをそのまま口にしてきた)


(でも……悠真くんのことを考えるときだけ、なんか違う)


立ち止まる

天宮 玲奈「……ねぇ、悠真くん」


高坂 悠真「ん?」


天宮 玲奈「私ってさ、悠真くんに甘えすぎかな?」


 自分で言って、自分でびっくりした。


 でも、ずっと聞きたかった。


 悠真くんは少し驚いた顔をして、腕を組んで考える素振りを見せる。


高坂 悠真「……まぁ、正直言って、お前は手がかかる」


天宮 玲奈「ぐっ……やっぱり……」


高坂 悠真「でも……別に嫌ではない、かな」


天宮 玲奈「え?」


高坂 悠真「いや、お前のポンコツぶりには毎回呆れてるけど……別にそれが苦痛ってわけでもないしな」


 悠真くんは、そう言って前を向いたまま歩き出す。


 私は、一瞬動けなくなった。


(……これって、どういう意味?)


 嬉しい? いや、でも、なんか違うような気もする。


 でも、確かに心がポカポカした。


帰り道

 結局、私は悠真くんと一緒に家の近くまで歩いた。


天宮 玲奈「ねぇねぇ、悠真くん!」


高坂 悠真「今度はなんだよ」


天宮 玲奈「今日、お泊まりしていきません?」


高坂 悠真「……は?」


 悠真くんが、完全に固まる。


高坂 悠真「お前、今なんつった?」


天宮 玲奈「いや、ほら、私また生活能力ヤバいし、悠真くんがいた方が助かるし!」


高坂 悠真「それ、ただのパシリじゃねぇか!!」


天宮 玲奈「え~、だめ?」


 私はじーっと悠真くんを見つめる。


 悠真くんはため息をつきながら、こめかみを押さえる。


高坂 悠真「……一日だけだぞ」


天宮 玲奈「やったー!!」


(やっぱり悠真くん、優しいな~)


(……うん。これ、やっぱり……)


 私は、心の中でふわっとした何かが広がるのを感じながら、悠真くんと並んで歩いていった。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


今回も玲奈らしい自由奔放さと、

ちょっとした変化が感じられるお話になりました。


日常の中で少しずつ積み重なっていく出来事が、

彼女の未来にどんな影響を与えるのか――?


これからも、玲奈と悠真のやりとりを楽しんでもらえたら嬉しいです!

感想や評価をいただけると励みになります!


それでは、また次回!





※この作品はAIの協力の元作成されています

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ