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容姿端麗声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした。  作者: 髙橋ルイ
第1章:容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした
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ポンコツ生活、お世話になります

どうも、読んでいただきありがとうございます!


『容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした』 の第二話です!

玲奈のポンコツっぷりが炸裂する回ですが、まさかの○○発覚事件という

悠真にとっては精神的ダメージ大な展開に……。


ポンコツ女子と常識人男子のギャップラブコメ、楽しんでいただけたら嬉しいです!

では、どうぞ本編をお楽しみください!

天宮あまみや 玲奈れいな「うーん、おなかすいた……」


 玲奈はソファのうえでゴロゴロしながら、悠真ゆうまのほうをチラリとる。


高坂こうさか 悠真ゆうま「……なんでおれるんだよ」


天宮 玲奈「悠真ゆうまくん、お料理りょうり得意とくいだったりします?」


高坂 悠真「まあ、そこそこはな。でも、なんでそんな質問しつもんを?」


天宮 玲奈「だって、おなかすいたんです! でも、わたし料理りょうりできないんですよねー」


高坂 悠真「……ってた」


 悠真は玲奈の部屋へやわたしながら、ためいきをついた。部屋へやはしには**明らかに数日すうじつまえのカップめん容器ようき**がころがっている。


高坂 悠真「おまえ普段ふだんなにってきてんの?」


天宮 玲奈「コンビニのお弁当べんとう! たまにインスタント食品しょくひん!」


高坂 悠真「だから生活能力せいかつのうりょくゼロなんだよ……」


 悠真はまゆせながら、キッチンにあしはこぶ。


高坂 悠真「おまえいえ食材しょくざいとかあるのか?」


天宮 玲奈「あ! ありますよ! えっと……」


 玲奈は冷蔵庫れいぞうこけて、なかのぞんだ。


天宮 玲奈「……」


高坂 悠真「……どうした?」


天宮 玲奈「……たまご賞味期限しょうみきげんが2週間しゅうかんまえ……」


高坂 悠真「てろよ!」


 悠真はおもわずツッコんだ。


天宮 玲奈「うぅ……冷蔵庫れいぞうこのものがぜんめつしました……」


高坂 悠真「仕方しかたねぇな……ちょっとものくぞ」


天宮 玲奈「えっ!? 悠真ゆうまくんがつくってくれるんですか!?」


高坂 悠真「そうじゃなくて、おまえすこしはまともなめしえるようにするためだよ」


 悠真はジャケットを羽織はおり、玄関げんかんかう。


天宮 玲奈「うわーい! 悠真ゆうまくんってやっぱりお世話せわきですね!」


高坂 悠真「おまえがポンコツすぎるだけだろ……」


 こうして、悠真ははん強制きょうせいてきに玲奈の生活改善せいかつかいぜん手伝てつだうことになったのだった。

高坂こうさか 悠真ゆうま「じゃあ、行くぞ」


 悠真は玄関げんかんのドアをけながら玲奈れいなかえる。


天宮あまみや 玲奈れいな「はーい! ちょっとってくださいね!」


 玲奈はパタパタと部屋へやおくはしっていった。悠真はそのあいだそとつことにした。


 しばらくして――


天宮 玲奈「おたせしました!」


 そうって元気げんきよくてきた玲奈をて、悠真はかたまった。


高坂 悠真「……おまえ、なんで部屋着へやぎのままなんだよ」


天宮 玲奈「え? だって、ちょっとコンビニくだけですよね?」


 玲奈は、ゆるゆるのオーバーサイズTシャツにみじかいショートパンツという**完全かんぜん部屋へやモードな格好かっこう**をしていた。しかも、無防備むぼうび素足すあしでサンダルをいている。


高坂 悠真「いや、普通ふつうかけるならもうすこしマシな格好かっこうするだろ!」


天宮 玲奈「えぇ~? これじゃダメですか?」


 玲奈は不思議ふしぎそうに自分じぶん服装ふくそうろした。


高坂 悠真「ダメにまってるだろ……! というか、そのTシャツ、めっちゃけてるぞ!」


天宮 玲奈「え!? ……あ、本当ほんとうだ!」


 玲奈はTシャツをつまんで具合ぐあいたしかめると、「まぁいっか」と納得なっとくしてしまう。


高坂 悠真「よくねぇよ! いいからちゃんと着替きがえろ!」


天宮 玲奈「え~、めんどくさい……」


高坂 悠真「文句もんくうな! はやくしろ!」


 結局けっきょく、悠真に強くわれて玲奈はしぶしぶ部屋へやもどっていった。


数分後

天宮 玲奈「これで大丈夫だいじょうぶですか?」


 玲奈はようやく外出用がいしゅつようふくもどってきた。


高坂 悠真「……最初さいしょからそうしろよ」


天宮 玲奈「悠真ゆうまくん、こまかいなぁ」


高坂 悠真「おまえ適当てきとうすぎるんだよ」


 そうしてようやく、二人ふたり近所きんじょのスーパーへかった。


スーパーにて

高坂 悠真「じゃあ、まずは野菜やさいと……」


天宮 玲奈「わー! こっちにお菓子かしがいっぱい!」


高坂 悠真「おい、て」


 悠真がうべき食材しょくざいているあいだに、玲奈はまっすぐお菓子コーナーへはしっていた。


天宮 玲奈「悠真ゆうまくん、これってもいいですか?」


高坂 悠真「おまえ、まず食材しょくざい優先ゆうせんしろよ」


天宮 玲奈「えぇ~、でもお菓子大事ですよ!」


高坂 悠真「どこがだよ……」


 悠真はあたまかかえつつ、結局けっきょく玲奈のえらんだポテチ一袋ひとふくろだけをカゴにれることにした。


高坂 悠真「つぎにくさかなを……」


天宮 玲奈「お惣菜そうざいコーナーきましょう!」


高坂 悠真「いや、自炊じすいするんだろ!?」


天宮 玲奈「料理りょうり悠真ゆうまくんがつくるんですよね?」


高坂 悠真「なんでおれつく前提ぜんていになってんだよ……」


 ポンコツすぎる玲奈に、悠真の疲労ひろうしていくばかりだった。


帰り道

天宮 玲奈「悠真ゆうまくん、なんだかんだってやさしいですよね」


高坂 悠真「は?」


天宮 玲奈「だって、わたしもの手伝てつだってくれて、ごごはんまでつくってくれるし」


高坂 悠真「まだつくるなんてってねぇよ……」


天宮 玲奈「へへ~、でも期待きたいしてます!」


 玲奈は満面まんめんみをかべた。

買い物を終え、二人は玲奈の家へ戻ってきた。


高坂 悠真「ふぅ……やっと帰ってこれたな」


天宮 玲奈「ですね~。悠真くん、お疲れさまでした!」


 玲奈はニコニコしながら袋をテーブルの上に置くと、すぐにソファに倒れ込んだ。


天宮 玲奈「あー、疲れたぁー! ちょっと休憩しまーす」


高坂 悠真「おい、片付け手伝えよ」


天宮 玲奈「あとでやりますから~♪」


 そう言いながら、玲奈はゴロゴロとソファの上でくつろぎ始める。そのとき、悠真の視線がある一点に釘付けになった。


高坂 悠真「……は?」


 玲奈のショートパンツの裾がずり上がり、普段なら見えてはいけないはずのものが見えない。いや、逆に「ない」?


高坂 悠真(えっ……? まさか……?)


 何度か目を瞬かせたが、やはりそこにあるべき布地がどこにもない。


高坂 悠真「……お前、まさか……ノーパン?」


天宮 玲奈「ん?」


 玲奈はソファに寝転がったまま、首を傾げた。


高坂 悠真「いや、だから、お前……下、履いてないだろ……?」


天宮 玲奈「あー、うん! 忘れてました!」


高坂 悠真「いや、なんでそんなにサラッと言えるんだよ!!」


 悠真は思わず叫んだが、玲奈は特に気にする様子もなく、ダルそうに腕を伸ばした。


天宮 玲奈「だって、お風呂上がりにそのまま部屋着に着替えたんですもん~。そのまま出ちゃいました!」


高坂 悠真「だからって、そのまま出かけるな!!」


天宮 玲奈「大丈夫ですよー。誰も気づいてませんでしたし?」


高坂 悠真「俺が気づいたんだよ!!」


 悠真は頭を抱えた。どこまで無自覚なんだ、このポンコツは。


高坂 悠真「いいから、今すぐ履け!」


天宮 玲奈「えぇ~、めんどくさい~」


高坂 悠真「めんどくさいとかじゃねぇ!! ほら、これ、お前のタンスから取ってくるから履け!」


 悠真は半ば強引に立ち上がり、玲奈の部屋へ向かう。


数分後

高坂 悠真「ほら、お前のだろ? これでいいから履け」


天宮 玲奈「悠真くんが選んでくれたんですね~」


高坂 悠真「余計なこと言うな! いいから早く!」


天宮 玲奈「はーい、じゃあ履きますね~」


 玲奈は悠真の目の前で、何のためらいもなくパンツを履こうとし――


高坂 悠真「ちょ、待て!! せめて向こうでやれ!!」


天宮 玲奈「えー? なんでですか?」


高坂 悠真「いいから行けぇぇぇ!!」


 悠真は顔を真っ赤にしながら、全力で玲奈を押しやった。


天宮 玲奈「もう~、悠真くん、いちいち反応が初々しいですね~」


高坂 悠真「当たり前だろ!!」


 こうして、悠真の貴重な平穏は、またしても玲奈によってかき乱されるのだった――。




ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


今回は 玲奈のノーパン無自覚事件 という、とんでもない展開でしたが、

彼女のポンコツっぷりに悠真が振り回されるのは、まだまだこれから!


悠真のツッコミは追いつくのか!?

玲奈のポンコツは治るのか!?

(いや、たぶん治らない……)


次回も、さらにカオスな展開が待っていますので、お楽しみに!

感想や評価をもらえると励みになります!


それでは、また次回!





※この作品はAIの協力の元作成されています

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― 新着の感想 ―
こんばんは! 流石にノーパンはちょっと... 読みながら、思わずアワアワしてしまいました^_^; パンツは履いて欲しいです(;_;) 次回更新も、頑張って下さい!! 応援しています!
2025/03/08 21:22 きゃさりん
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