表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
容姿端麗声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした。  作者: 髙橋ルイ
第1章:容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした
1/95

出会いは財布忘れから

はじめまして、またはこんにちは!

この作品 『容姿端麗 声完璧な私ですが、生活能力はポンコツでした』 は、

“完璧な声と美貌を持つけれど、生活能力皆無な少女” と “そんな彼女に振り回される平凡な男子” の物語です!


声優を目指し、将来有望な 天宮あまみや 玲奈れいな

けれど、家では ゴミ屋敷レベルの生活能力ゼロ……

そんな彼女が、ある日 普通の男子・高坂こうさか 悠真ゆうま と出会い、

彼の助けを借りながらポンコツライフを送ることに!?


ラブコメ+ギャグ要素満載でお届けしていきます!

ぜひ、気軽に楽しんでいってください!



天宮あまみや 玲奈れいな「うわあああああああ!」


なんてことだ……。


天宮 玲奈「わたし財布さいふわすれた……!」


しかも、スマホの充電じゅうでんれてる。おかね連絡手段れんらくしゅだんもない。

こんなときかぎって電車でんしゃ定期ていきいえいてきてる。


玲奈は駅前えきまえ途方とほうれていた。


天宮 玲奈「……やばい、どうしよう。もう養成所ようせいじょ時間じかんなのに……」


そんなときだった。


高坂こうさか 悠真ゆうま「おい、どうした?」


突然とつぜん背後はいごからこえがした。かえると、そこには普通ふつうおとこひと

わたしおなじくらいの年齢ねんれいかな?


天宮 玲奈「えっと……財布さいふわすれちゃって……かえれなくなっちゃいました……」


高坂 悠真「いや、なんでそんな堂々とえるんだよ……」


悠真はあたまかかえながらあきれたかおをした。


高坂 悠真「まぁいいや、いえどこ?」


天宮 玲奈「え? えーっと、〇〇の××のほうで……」


高坂 悠真「ちかいじゃん。おくってくよ」


天宮 玲奈「え!? いいんですか!? ありがとう!」


玲奈は満面まんめんみで悠真におおれいった。

高坂 悠真「はぁ……マジでお前、大丈夫か?」


天宮 玲奈「多分たぶん大丈夫じゃないですね!」


 玲奈はまるで他人事たにんごとのようにわらいながらこたえた。悠真はあきれた表情ひょうじょうをしつつ、それ以上いじょうなにわずにあるした。


高坂 悠真「ほら、くぞ。さっさとれ」


天宮 玲奈「え、タクシー!? そんな、わるいですよ!」


高坂 悠真「ほか手段しゅだんないだろ。いいかられって」


 悠真はためいきをつきながらタクシーのドアをけた。玲奈は戸惑とまどいながらもむ。


天宮 玲奈「えっと、本当ほんとうにすみません……」


高坂 悠真「いいって。とりあえず住所じゅうしょえよ」


天宮 玲奈「えっと、〇〇の××丁目ちょうめ……」


 玲奈の言葉ことばき、悠真は運転手うんてんしゅ目的地もくてきちげた。タクシーはしずかに発車はっしゃする。


 車内しゃないには微妙びみょう沈黙ちんもくながれる。


高坂 悠真「……そういや、お前、なんでそんな状態じょうたいそとたんだよ?」


天宮 玲奈「えへへ……ちょっといそいでて……?」


高坂 悠真「……はぁ、ダメだこいつ……」


 悠真はあらためてあたまかかえた。


天宮 玲奈「あ! でも大丈夫だいじょうぶですよ! こうえてわたし、めっちゃ将来しょうらい有望ゆうぼう声優せいゆうなんです!」


高坂 悠真「いや、それと生活能力せいかつのうりょくのなさは関係かんけいないだろ……」


天宮 玲奈「むむ……たしかに?」

タクシーは玲奈のいえ到着とうちゃくした。


高坂 悠真「ほら、いたぞ」


天宮 玲奈「わー! ありがとうございます!」


 玲奈はタクシーからりると、玄関げんかんまえまった。


高坂 悠真「なにしてんだよ。はやはいれよ」


天宮 玲奈「えっと……」


 玲奈はポケットをさがり、すこかおあおざめさせた。


天宮 玲奈「……かぎが、ない」


高坂 悠真「……は?」


天宮 玲奈「いや、ほんとにない! 財布さいふわすれたし、かぎわすれた……!」


高坂 悠真「おまえ、マジでどうやってきてんの?」


 悠真はあたまかかえた。


天宮 玲奈「あ! でも、たぶんいてます!」


 玲奈はなんまよいもなく、ドアノブをまわす。ガチャリ。


高坂 悠真「本当ほんとういてんのかよ……」


天宮 玲奈「だって、かぎかけるのわすれることおおいし!」


高坂 悠真「そんな堂々(どうどう)とうことじゃねえよ……」


 悠真はためいきをつきながら、玲奈のあとについていえなかはいった。


高坂 悠真「……ちょっとて」


 玄関げんかんはいるなり、悠真は絶句ぜっくした。


 ゆかにはぎっぱなしのふく散乱さんらんし、テーブルにはコンビニ弁当べんとう容器ようき山積やまづみ。ソファのうえにはまくらわりにまるめたパーカーがかれている。


高坂 悠真「これ……人間にんげんんでる環境かんきょうか?」


天宮 玲奈「あれ? そんなにヤバイですか?」


高坂 悠真「ヤバイとかのレベルじゃねえよ……」


 悠真は言葉ことばうしない、部屋へや見渡みわたした。


天宮 玲奈「でも、わたしこえ完璧かんぺきだから!」


高坂 悠真「いや、関係かんけいねぇだろ……」


 悠真はさらにためいきをついた。


高坂 悠真「……とりあえず、かたづけるぞ」


天宮 玲奈「えっ!? 悠真ゆうまくんがやるんですか!? すみません、でもたすかります!」


高坂 悠真「おまえもやるんだよ」


 こうして、悠真はポンコツ少女しょうじょ世話せわくことになったのだった。




ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

玲奈の ポンコツぶり は、まだまだ序の口!

これから悠真がどれだけ 振り回される のか、

そして二人の関係がどう変わっていくのか……!?


次回もお楽しみに!

感想や評価をもらえると、すごく励みになります!

ではまた次回~!





※この作品はAIの協力の元作成されています

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
はじめまして!! 玲奈、ポンコツ過ぎませんか?? なんだか自分を見ているみたいです(-_-;) 私よりも仕草や口調がめっちゃ可愛いですけど!! 悠真さん、優しいですねー!! 私のお部屋も掃除してほしい…
2025/03/08 21:18 きゃさりん
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ