5 東京駅編・決着
今回は短いです。ご了承ください…
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「ゴハッ!!」
そんな音が部屋に大きく響いた。
そして、大量の血が、床を滑りながら塗ってゆく。
その根源は……襲い掛かってきた敵だった。
神坂は、有坂に警告したのち、すぐに有坂の近くまで駆け、有坂の服を思いっきり引っ張って助けていた。
そして、標的を失い、相当な勢いで地面に突撃した敵が、その衝撃に耐えきれず、骨折・肋骨破壊による心臓へのダメージ・衝撃による血管の破裂を負い、そのときの出血(内出血は血反吐として出てきた)によって血が充満した。
「ったく、油断するなよ…」
「あ、ありがとうございます…」
(か、かわいいっ…って、そんなこと思ってない、ない、ない〜〜!)
神坂は一人戦闘中に悶絶していた。(自業自得なのだが。)
その後は、神坂たちの圧勝だった。
二人は役目を分け、有坂が盾役を、神坂が剣の役割を担っていた。
そして敵がいなくなった頃、二人は元いた東京駅に戻ってきた。
【創造解除:殺風景な部屋】
「ふい〜!っと、まぁこんなところっすかね!初共同任務としては上々でしょう!」
「いやお前一度死にかけてただろ…」
「あ…」
「いやまさかと思うけど忘れてた?」
「えっとぉ…」
「えぇ…」
「すいませんでしたぁ!」
「謝り方は一級品だねぇ…」
と、通常の会話をしていた。
「おい…」
「あんたら、仲間をどこにやった?」
さっきよりも多くの敵が来ているにも関わらず。
「ええーっ!まじか、連戦かぁ…」
「うーん、最悪だねぇ…僕らは基本的に長時間の戦闘は不得手だからねぇ…」
さぁ、東京駅編(本番)が始まる。