4 東京駅編・本格化
筆者の許可なく2次創作物を投稿すること、また、無断転載・複製を禁じます。また、カクヨムにも投稿しています。
【創造:雹嵐・万華】
神坂の口からそう告げられると、襲いかかる敵の頭上に1万の雹が出現、そして降り注ぎ、敵を木っ端微塵にした。
((は?))
その瞬間、有坂と敵の生存者はともに驚愕した。敵は、神坂の圧倒的な力に。有坂は、神坂の創造について。敵の思考は理解できる。しかし、なぜ有坂は驚愕したのか。雹でこれほどまでの威力を出したから?否、そうではない。有坂が真に驚愕したのは、神坂が雹を1万個も想像したからである。本来、創造者は、複製したものを倉庫に保管し、それを創造するのだ。だから、基本的には一個しかでてこない。今回の雹嵐だと、雹は一個しか降ってこないことになってしまう。つまり、神坂は雹を1万個複製したか、それとも、べつのなにかによるものでしかこのような芸当は出来ないということだ。。しかし、倉庫に保管できる数は決まっている。それは、特殊創造(特殊創造とは、その想像者がはじめから持っている、個人別々の創造。この世に存在しないものがほとんどであり、それによって創造者としてのほとんどの強さを決めてしまう。)保持数×1000だ。そして、神坂はその特殊創造を一個しか持たないと司令から聞いている。つまり、残る可能性は唯一つ。そう。その特殊創造の内容が、創造物に鑑賞する系統のものだということ。それしかない。それなら、神坂が特殊創造がひとつなのにここまで強い理由もわかる。
(うーん、これ、二人必要だったかなぁ?)
有坂が思慮を巡らせている間、神坂は只々暇だった。
そろそろ次の攻撃をしようとしたその瞬間、敵がこちらに駆け出してきた。
雹は今使ったばかり、どうするか悩んでいたところ、有坂の声が響いた。
【創造:強化窓ガラス】
【特殊創造:逆氷連山】
そう有坂がいうと、神坂たちと敵の間に強化ガラスによる壁が現れ、また、敵の足元に鋭く尖った氷柱が逆向きに生え、敵の足をグサリ、グサリと刺していく。
(おお、すごいなぁ)
神坂が感心していると、有坂は更に敵を追い詰めていく。
【特殊創造:雁字搦め・鋼鉄線】
(よし、これで敵は出血多量で死ぬだろう…)
そう有坂が油断し、後ろにいる神坂に声をかけようとして振り向いた次の瞬間だった。
「有坂!!避けろ!!」
「え?」
バァン!!!
神坂の警報と、敵が氷を折り、鋼鉄線を振りほどいて、決死の攻撃を仕掛けたのはほぼ同時だった。
敵は強化ガラスを何もなかったかのように破壊し、飛びかかってくる。
有坂は後ろを向いていたため、反応が大幅に遅れた。
どうしようもない。そう有坂は思った。走馬灯が頭に浮かぶ。
(ああ、こんなところで死ぬのか、俺…)
次の瞬間、敵の持っていた短剣が振り下ろされる。
大きな風切り音を立てて。
「ゴハッ!!」
そんな声が、部屋に大きく響いた。
間に合いました…
最近忙しすぎて書けない…
(以下テンプレ)?
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今後しばらくは毎日1話投稿が続きそうです…投稿頻度低くてごめんなさい…
今後も頑張ってまいりますので、応援どうぞよろしくお願いします!