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2 白金と白銀

投稿遅れて申し訳ありません…下に重要なお知らせあるので絶対読んでね!(以下テンプレ)

筆者の許可なく2次創作物を投稿すること、また、無断転載・複製を禁じます。また、カクヨムにも投稿してあります。

「あ!神坂さん!!」

そう言って有坂蒼汰は僕の方に駆けてきた。

僕が突進してくる彼をひらりと躱すと、彼は壁に激しい音を立てて激突した。

周囲の人の意識が彼に向く。

彼は気絶しているようで、動く気配がない。


「えぇ…」


まじかよ…

こんなやつと同類だと思われるの嫌すぎるんですけど…

羞恥心が限界突破しちゃうよ…


「これ、放置でいいですか?司令(オペレーター)

《いや、ダメだ。放置は許さん》

「えぇ…」


最悪すぎるんですけど…

もう放置するか。そうだ、そうしよう。端からそうすればよかったんだ。

そう考え、僕は踵を返し、中央改札にもう一度入る。

その瞬間、後ろから大声がした。猛烈な悪寒がする。鳥肌がブワッと逆立つ。

自分の空耳であれと思う。しかし、そんな思いを次の一声がかき消していく。


「神坂さーん!待ってくださいよぉ〜!」


…最悪だ。

これは逃げなければ…

そう思い、とある言葉を口にする。


創造(クリエイト):隠れ身の術】


すると、僕と、僕が身にまとっているものが一瞬にして不可視になる。


「あれ?神坂さーん!!どこですかぁ〜!!!」


なんか有坂の声が聞こえるが無視でいいだろう。

そのまま5・6番線に降りた。

ちょうど6番線に来た東海道線普通高崎行に乗ろう。

そう思い、後ろの方へ歩いた後に、隠れ身の術を解除。さあ、電車に乗り込むとしようか。

そう思ったその刹那、自分の耳に今一番聞きたくない声が聞こえた。


「あ!いたいた!神坂さーん!!」


…最悪だ。

そう思いながら、僕は呟く。


創造(クリエイト):躓きの石】


そして、次の瞬間。


「うわっ!!」


ビターーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!

有坂の悲鳴と地面との衝突音が響いた。


「えぇ…」


もしかして、こいつバカ?

すんごい盛大にずっこけたんだけど…

まぁ、こんなことまでしてしまったし、無視はやめてあげようかな…

可愛かったし…って、そんなことない、ない、ない!

こいつとは仕事の関係、決してプライベートで隣にいたらすんごいかわいいんだろうなぁなんて、思ってないからぁぁ!!!

そうやって自問自答しているうちに、有坂が起き上がる。


「痛ってててててて…なんでこんなところに石が…?…あ!有坂さんいるかなぁ…もういっちゃったかなぁ…」

「いや、ここにいるぞ、有坂蒼汰」

「あ!いたいた!…ってか、なんで避けるんですか!あのとき、神坂さんが避けなければ僕は壁に突撃することもなかったんですよ!」


いや…あれは有坂に責任があるだろ…と心で思うが、さすがに有坂に申し訳無さすぎるので、ちょっと和らげて言おう。


「いや、あのまま突進されてたら僕ごと壁にめり込んでたと思うよ…」

「…あ。」


いや、考えてなかったんかい!

頭の中にそんなツッコミが思い浮かぶ。だが、口には出さない。


「全く考えておりませんでした…申し訳ありませんでした…」

「あと、僕一応()()()だからね…ハグされるのは嫌っていうか…」

「ほえ〜神坂さんって女の子だったんですねぇ〜ってえ!?お、女の子!?えええええええええ!?陽也って名前で!?女の子!?うそでしょ!?」

「いや、ホントだよ…」


そう、僕はこんな名前と姿してるから想像されないけど、女の子なんだ。


「まぁ、そんなわけで、面識も済んだことだし、東京に向かいますか〜!」

「えっとまだ状況を理解できてな…」

「はいはい、行くよ〜!」

「ええええええ〜!!」


そうして僕は、さっき僕に羞恥心を味あわせた罰として、有坂を引きずりながら、1番線へと向かった。

1番線に来た列車に乗り込み、東京へ向かう。そのころ、すでに僕の心には有坂への恋心が芽生えていた気がする…って、そんなことはないか…。

そんな複雑な気持ちの整理がつかないまま、東京についた。


「不安だ…」


僕はそうつぶやき、9・10番線ホームへ向かった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

☆(有坂side)

僕は有坂颯太。創造者(クリエイター)白銀級(プラチナランク)だ。今回の任務は、なんと、僕達創造者(クリエイター)全員の憧れ、白金級(スペシャリスト)、神坂陽也さんとの共同任務だ。

集合場所は品川駅、いるかなぁ、早くつきすぎたかなぁと思っていると、中央改札を、神坂さんがでてきた。

その瞬間、理性が止める前に、本能で動いていた。駆けていた

そして、僕はいった。

「あ!神坂さん!!」

その後、壁に激突した。一時的に気を失ったが、なんとか気を取り戻した。神坂さんを探して、ホームに降りてくると、ビンゴ!神坂さんがいた。神坂さんのところに走っていったが、石に躓き、地面に倒れた。同時に強烈な痛みを感じた。

その後、神坂さんが色々話してくれたが、一番驚いたのは、神坂さんは女の子だということ。しかも、それについて考える時間すらくれず、僕のことを引きずって1番線まで持っていった。

気持ちの整理のつかぬまま、任務地である東京駅についてしまった。


「不安だ…」


僕はそうつぶやき、9・10番線ホームへ向かった。

応援よろしくお願いします!

【重要なおしらせ】

筆者の諸事情により、次回投稿は2/4となります。その後は基本的に毎日23:30投稿です。(1日に2話投稿する可能性があります。そのときは、23:00と23:30です。)

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