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運命の輪  作者: 青紫せい
皇国グラディータ
8/8

生きかたの決意

 ここがその世界なのかどうかなんて今の私にはわからない。案内人は多分答えてはくれない気がする。自由に生きて下さいというのは意味ありげでなんか嫌だがこんな意識のある自分の姿も違和感ありだが前世にしても子どもの頃は自分の周りしか世界を知らないけど、毎日元気に生きていたわけで今たまたま記憶があるからといって生きる事に変わりはないはず。

読み聞かせだった話は気になるが、この世界の今ここの場所で生きて行く事を自覚しよう。家族がいること、これから成長していくという事実これを幸せと言わないでなにがしあわせか。

一人寂しく死んだ前世はもう過去の事。次は子や孫に囲まれながらの大往生を目指すわ!

やりたい事もやる!行きたい所も行く!ちょっとわがままなくらいで生きてみようか。未来はまだ先の事、それはこの世界でも同じでしよう。


たまたま両親がそういう人達だったから(それは驚愕でしかない)死んだあとなんてどうなるなんて、生きててもわからなかったんだし受け入れるしかないでしょう。

なるようにしかならないわよね。

[さすが、人生70年すぎたひとは覚悟が違いますね。なんというか達観されておられる]

(人の思考にいきなり入って来ないでよ!)案内人が声を掛けて来た。サポートをお願いした手前しかたないがいまは本音を話せる人(?)はこれしかない。

[いいご家族じゃないですか]

(第二の人生を迎えるには素晴らしすぎるくらいね。なんたって私お姫さまみたいだし)

[健やかにお過ごし下さい。](なにいやに丁寧ね。)[しばらくお声がけが出来ませんので、ご挨拶に来ました。なにも心配せず楽しく日々を送られて下さい。](そうなの?でもまた来てくれるんでしょ?)[そうですね。でも大丈夫ですよ。わたしのことなどわすれるくらいに日々はすぎるとおもいますよ]そんなことを言われると少しの淋しさを感じた。

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