第15章
第15章
登場人物
ルード、シャガン、格納庫スタッフ、ゲルニア艦橋オペ、ガット、ガルアム、ジック、ピコ、バンズ、ルイス、ガルナ
第2支援駆逐艦ドーザーがナトルーの遺跡跡に着陸している。
ルード「エネルギータンクユニット搬入の各SR-5は、2番艦ドーザー格納庫に集合。次の指示に備え。」
ドーザーの格納庫ドアが開くと、担当SR-5が入っていく画。
シャガン「格納庫内で直ちに準備。搬入に備える。」
ゲルニアの艦橋、メインフロアでは……。
ルード「格納庫スタッフ。通信中継用ブースターの準備は?」
格納庫スタッフ「準備出来てます。いつでも指示を。」
ルード「では、遺跡内のエレベーターに向かってくれ。オペレーター、ハンジャに通信。」
ゲルニア艦橋オペ「了解。……こちらゲルニア。ハンジャ応答願います。」
ガット「こちらハンジャ、アリントスです。」
ルード「アリントス司令補は、中継用ブースター取り付けのスタッフをサポート。」
ガット「了解しました。遺跡内に向かいます。」
ゲルニアの出入口ハッチから作業スタッフが数名出て来た。
ハンジャのハッチからもガットとガルアムが出て来る。
ガット「遺跡内には照明を設置しています。エレベーター付近まで資材を運んでください。……ガルアム、ピコやジックと通信出来るか出力を上げて確かめて。」
ガルアム「了解、ガット様。」
ガルアムはエレベーターのフレームまで近付き、通信を試みる。一方で、ブースター設置の作業スタッフもエレベーター周りに待機している画。
通信中のガルアムに並ぶガット。
ガルアム「ガット様。こちらの通信は地下に僅かに届いているものの、応答はノイズばかりです。」
ガット「もう一度エレベーターを上げてもらうしか無さそうだけど……地下に知らせる手段が無い。……ガルアム、変形してエレベーターフレームの上に上がれる?」
ガルアム「了解。変形して上がってみます。」
ガルアムが人型に変形、エレベーターフレームをよじ登って行く。足場が無い分、ほとんどアームのみで上がっている様だ。
作業スタッフの数人が、ガルアムに照明を当てて明るくなった。
SR-5よりも高い。明るく照らされた上部からガルアムが見えなくなった。
ガットは左腕のモニターパネルでガルアムと通信。
ガット「ガルアム、真下に向かって、君の照明を照らして合図。どんな方法でもいい。地下の誰かに気付いてもらわなきゃ。」
ガルアムは、ランダム(?)に自分の照明を照らしている画。
地下最下部では、マップを見ながら、他のエレベーターへの移動搬入方法を模索中。
エレベーターの前からジックとピコが呼んでいる。
ジック「ルイス様!」、ピコ「バン!」
バンズが駆け寄って行った。
バンズ「どうした2人共。」
ジック「ノイズを検知。上からの通信と思われます。」
バンズ「ピコも検知したの?」
ピコ「はい。通信で間違いありません。」
皆も駆け寄って来た。
見上げるルイスが光に気付いた様だ。
ルイス「上から照明みたいよ。」
皆が見上げる画。
しばらくすると、
ジック「ガルアムからです。……エレベーターを上げろ……エレベーターを上げろ。繰り返してます。」
バンズ「昔の通信方式!ガルアムやるねぇ。ルイスさん、エレベーターを上げろと繰り返してるみたい。」
マップの所にいたガルナ、
ガルナ「マーシャ様、上に上がってきます。」
バンズ「ルイスさんはここにいてください。アタイとピコで上がります。」
ルイス「分かった。ここでは移動ルートを話しておく。」
ガルナの操作でエレベーターが上昇していく画。
地上では、
ガルアム「地下で気付いた様です。籠が動き出しました。」
ガルアムはワイヤーを掛けて一気に下に飛び降りた。
ガルアム「ガット様。古い通信方法が上手くいきました。」
ガット「なるほど考えたねガルアム。父さんの頃でも使わない様な方法なのに良く知っていたね。」
ガルアム「緊急時の為です。」
ガット「ガルアム、ルード艦長に繋いで。」
ガルアム「了解ガット様。……。……繋がりました。どうぞ。」
ルードoff「ガルアム?司令補は?」
ガット「ルード艦長、アリントスです。何とか地下とコンタクト出来ました。今地下からエレベーターが上がってきます。」
ルードoff「通信も出来ないのに気付いてくれたのか……。」
ガット「ガルアムが、昔の古い通信方法を使いました。光点滅伝達です。」
ルードoff「幼い頃の遊びで使ったが……まさかそれで。」
ガット「緊急時用にメモリーしてあった様です。多分、地下ではジックかピコが気が付いたのかと。」
ルードoff「先ずは通信ブースター設置を頼む。作業スタッフが用意している。」
ガット「了解しました。設置次第地下との通信をお願いします。」
しばらく待つと、エレベーターが上がって来た。
バンズ「ガット、ジックとピコが光に気が付いた。ガルアムー、君は賢いね。まさか光点滅伝達を知ってるなんて驚き。」
ガット「バンズさん、ルード艦長が中継通信用ブースターを設置してくれと。作業スタッフを乗せて中間位置までお願いします。」
エレベーターに作業スタッフを乗せて籠が降り始めた。
ガットとガルアムはそれを見送っている。
中間位置で停止したエレベーター。
ガルナ「今手動で扉を開けます。」
開いた扉では、早速作業に取り掛かっていた。
しばらくの時間が掛かっただろうか、作業スタッフから設置完了が伝えられた。
バンズ「ピコ、ガルアムに完了の連絡を。」
ピコ「了解、バン。」
ブースターを介して地上のガルアムに伝わった。
ガルアム「ガット様。ブースターの設置が完了した様です。」
ガット「良かった、これで地上と地下の通信が出来る。ルード艦長に繋いでガルアム。」
ルード艦長は、早々に地下に通信した。
地下ではジックを介して通信している。
グラン「……で、準備は万全か。中継ブースターとは気が付かなかった。大変待たせてしまってすまない。こちらの地下での輸送ルートは概ね決定した。今、各方面にマーシャ代表が指示をしているところだ。……エレベーターに2機のSR-5は重量オーバーで乗れない。1機ずつ降りてくる様に指示を頼む。」
ルードoff「総督、こちら了解。SR-5を1機ずつ降ろす様指示します。」
ドーザーで待機していたSR-5がユニットを抱え格納庫から降りてくる画。
ディゾルプ




