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ステルスの惑星(ほし)ー絆編  作者: ほしのみらい
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第2章

第2章

登場人物

ラムル、シーラー、ロム、ルイス、ジック、バンズ


 RJV本部、長官室。

 ソファーに座るラムル。


ラムル独り言off「ようやくナトルーのマーシャさんとコンタクトが取れた……惑星が滅びる前に発見出来て本当に良かったわ。今後はナトルーに防衛基地が必要かしら。グランはどう感じるだろう。……大陸の都市部の建物は消されてしまった。これから再建するには時間がかかりそうね。」


 捜索により発見された5ヶ所では、入口を露出させる為の発掘作業を開始。

 SR-5を格納して到着した4隻の艦船から、それぞれ分散して最後の1ヶ所の捜索に当たり、ゲルニア他戦闘駆逐艦2隻とハンジャは遺跡周辺に進路を取った。


シーラーoff「こちら3番艦アラード、レンド艦長です。衛星軌道上に異常無し。このまま周回します。」


ロムoff「4番艦デンター、パールス艦長了解。こちらも異常無し。衛星軌道上を周回し警戒体制。」


 衛星軌道上の2隻は、警戒体制のまま、ステルスを纏い周回を始めた。


 一方、エレベーターでゆっくりと降下中の籠の中。


ルイス「ジック。ラムルに繋がるかしら?」


ジック「分かりました。……。……。ルイス様、既にここからダイレクトには無理の様です。ケイドラーダを介して通信します。……。本部に繋がりました、どうぞ。」


ルイス「こちらナトルー。ルイスよ。ラムルに大至急お願い。」


ラムルoff「どうしました母上!緊急事態でも?」


ルイス「そうではないわ。今、エレベーターでナトルーの地下に降下中。ここのエレベーター以外は電力不足で機能しないそうなの。……そこで、量子エネルギータンクと、整流システム、ハーネスを一式、予備ケーブルを6基分。大至急欲しいのよ。」


ラムル「他のエレベーターも起動させるという事?」


ルイス「その通り。ゴレイナに指示すればすぐでしょ?空いてる艦船でナトルーまで輸送をお願い。」


ラムル「わ、分かりました母上。至急手配します。」


ルイス独り言off「入口を露出させてもエレベーターが起動しなければ意味がないもの。でも地下深くで量子エネルギータンクの補充システムが働くかしら……。」


 ファイブエスの外部スピーカーからグランが話す。


グラン「ルイスさん。量子エネルギータンクについては、このSR-5にも導入したが、補充システムに関して良く理解出来ていないのだが……。」


ルイス「グラン。それはレンブラントでとっくに解析出来てると思ってたわ。……あなたのお友達にでも尋ねてください。」


グラン「手厳しい……ラムル長官の話し方はルイスさんの遺伝の様ですね。分かりました、レンブラントに尋ねます。」


バンズ「かなり地下に降りてるから、ここからの通信は無理じゃない?グラン。」


グラン「遺跡近くに他のSR-5が来ていれば、中継して増幅する。地球まで届くかも知れないさ。……こちらファイブエス。レンブラントのラボフロアに繋がるか。こちらファイブエス。レンブラントのラボフロアに繋がるか。」


 通信は出来なかった。


バンズ「だからもう地下深いんだ。地球レベルの技術じゃ通信不能!代わりにザックリ教えてあげるよ。」


 バンズはファイブエスに近付いて話し始めた。


バンズ「量子エネルギータンクは特殊な2重構造でね。飛び交うあらゆる宇宙線全てを捉え、エネルギー部分のみを蓄えていくタンクになっている。外宇宙ではエネルギー消費が少なければ常に満タン。今みたいに地下で、宇宙線が少ないと、補充も減る。」


グラン「と言うと、今は消費が上回るからいずれエネルギーは無くなると?」


バンズ「その通り。無駄なエネルギー消費してるとファイブエスは鉄屑だよ。」


グラン「ファイブエスが鉄屑……。わ、分かったバンズ。エレベーターを降りたらファイブエスから出るよ。」


バンズ「それが無難だね。エネルギー補充優先って事でー。」


使いの者「皆様。まもなくエレベーターの最下部に到着です。」

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