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ステルスの惑星(ほし)ー絆編  作者: ほしのみらい
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第6章

第6章

登場人物

マット、ラムル、本部オペ、ガルシア、ステラ、グラン


 シューロン=ガル科学研究所。調査団が得たデータを立体想像図として構築が終わろうとしていた。

 アリントス所長は、RJV本部に報告した。

 画面はRJV本部メインモニター。RJV外宇宙調査部でもマルチ通信に耳を傾けている。


マット「先日の宇宙船(ふね)らしき物体の破片のデータを地球のビンセントコートに送ったが、向こうから送られてきたデータと完全に一致。同じ星で作られた可能性が高い。」


ラムル「古い時代から今まで技術の進歩が無い星なの?」


マット「いや、それは何とも言えない。……だが既に星は無く、宇宙船(ふね)だけで行動している種族かも知れないよ。」


ガルシア「なるほど、目ぼしい惑星を滅ぼしては自分達の延命をしてきたのかも知れないわね。……なんだか情けない侵略者ね。」


ラムル「マット所長、地球のレンブラントでも原型想像図を構築出来る頃。連絡を待って。」


マット「了解。こちらの解析データは本部に送った。面白い結果になったよ。……一旦データを見てくれラムル。またの連絡を待ってるよ。」


ラムル「オペレーター。科研から送られてきた解析データをモニターして。成分の詳細データもお願い。」


本部オペ「かしこまりました。」


 本部メインモニターに映る科研からのデータ。それはペトラとハンジャが回収してきた物体の破片の分析結果だった。


ラムル「これは、ザ、ザクラート⁉︎……ザクラートが含まれた金属なの?……よくガルアムは溶断して回収したわね。……オペレーター、分析結果の詳細をもっと詳しく。成分の一覧を表示して。」


ガルシア「ラムル、慌てないで。これはダイム金属ではなさそうよ。見て、ウロムナ金属とは成分が異なる。それで宇宙船自体のスピードがハンジャより遅いのよ、ダイムの装甲だったらもっと軽くてスピードも出ていいはずだもの。」


ラムル「ここは、ダイム金属ではなくて良かったと思うべきですね、ガルシアさん。」


ガルシア「地球に有る金属成分も含まれてる……一体何処の星の住人だったのかしら。」


ラムル「自分達の星が失われ、他の移住先を探していたって事も考えられる……。」


 たまたま資料集めに本部メインフロアに来ていたステラが、話を聞き、やって来た。


ステラ「長官、ガルシア調査官。惑星ナトルーは攻撃され、命からがら地下深くに逃げ込んだんですよね。しかも友好的な話し合いも無しにいきなり侵略……。もしかして地下へ入る場所をさがしているのでは?」


ラムル「あらステラ。ここにいるなんて珍しいわね。5番艦にはノアーナを守ってもらう。ステルスの惑星でも必要な守備。……あなたの考えには一理あるわね。」


ステラ「長官、今日は資料を集めに来てました。任務となれば、即対応しますので、問題ありません。」


ラムル「やっぱりシーラーもステラもAnnを補佐として勧めるわ。……また話が逸れちゃった。……ステラの考えが事実なら、どの位の宇宙船(ふね)で地下の入口を探してるのかはまだ連絡がこないから分からないけど、侵略者を大気圏外におびき寄せて攻撃するより、入口を探してる隙を突いての攻撃の方が有効かも知れないわね。……でもルード艦長が攻撃された。遠距離探知能力は向こうが上手(うわて)かも知れない。そうなると接近するのは危険ね。」


ガルシア「ステルスを掛けられる宇宙船(ふね)で向こうに探知されるかを試すしかないわ。それで上手くかわせるのなら隙を突いても良いと思うわ。離れた所に停泊させて、ステルスを掛けた宇宙船(ふね)で近付く。」


ラムル「分かった。……オペレーター、ゲルニアの攻撃された前後のデータをアップロード。先ずは相手の探知出来ない距離を知っておかなきゃ。」


ステラ「なるほど、その距離で一時停泊させて、何隻かにステルスを掛けて近付く。ナトルーの侵略者の宇宙船(ふね)の探知に向かう。」


ガルシア「多分1番乗りはハンジャとケイドラーダで間違いない。……となれば、艦船が到着前に大気圏もしくは衛星軌道上で、相手の数を調査出来そうよ。」


本部オペ「ゲルニアの航行データのアップロード完了。」


ガルシア「えっ⁉︎何なにー。攻撃を受けた位置から地球歴で2分後退位置⁉︎……それだけ?」


本部オペ「はい、オフェイル調査官。そこが敵の探知限界と思われます。」


ガルシア「あまり長距離出なくて良かったわ。……了解、ナトルーからの距離は分かったわ。ラムル、グラン総督に指示してもらわなきゃ。」


ラムル「了解。……あぁ……やっぱり母上か……。でも今回はバンズがサポートに付いてるし、ガットもいる。その線でいきましょう!オペレーター。グラン総督にソロ通信。」


本部オペ「了解しました。……。グラン総督の応答あり。モニター繋ぎます。」


グラン「こちら地球連邦軍グラン。」


ラムル「グラン、ラムルです。ナトルーに向かった人型とゲルニアに指示をお願いします。攻撃を受けた2分手前で停泊お願いします。地球歴で2分手前。その位置が敵の探知の限界と思われます。」


グラン「意外にナトルーに近くて幸いだ。……よし、その位置に停泊させる。で、その後は?」


ラムル「多分その前に到着するハンジャとケイドラーダに、ステルスを掛けて全速で近付いてもらいます。ステルスが破られなければ、そのまま敵の数を調査させます。」


グラン「任せていいのか?」


ラムル「ノアーナ最速の2隻です。隕石か何かと処理してもらう事を祈ります。ノアーナのステルス技術は、……まだあなたの右眼以外に破られていませんから。」


グラン「なるほどな。分かった、その様に指示しておこう。とにかく敵の数の把握が最優先。皆にはそう伝える。」


ラムル「では後程また連絡します。ノアーナと地球でモニター出来る様、到着の編隊総員はマルチ通信でお願いします。」


グラン「了解、ラムル長官。では後程。」


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