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ステルスの惑星(ほし)ー絆編  作者: ほしのみらい
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第9章

第9章

登場人物

ガット、ガルアム、司令室オペレーター、グラン


 ハンジャ操縦席の画。

ガット「ガルアム、生体反応には十分注意してね。いつ侵略者に遭遇するか分からないからね。」


ガルアム「了解、ガット様。……まもなく恒星系に入ります。」


ガット「メッセージ衛星の進路解析は出来る?」


ガルアム「それはまだ司令室でも解析中ですが、おそらく惑星No.B2738で、スイングバイにより速度を上げて地球方面に向かって来たと思われます。惑星B2738はガス惑星の様です。」


ガット「さっきの薄青い惑星の事だね。一旦引力に捉えられてからスイングバイ、そのまま地球に向かって来た……。どの位時間が経って地球付近まで来たのか計算してガルアム。」


ガルアム「了解。」


 一方連邦軍司令室。総督の背中越しのメインモニター。


司令室オペoff「総督。メッセージ衛星のルート及び所要時間の解析完了。惑星ナトルーから推進ロケットを発射、その後衛星が分離され、惑星No.B2738、ガス惑星を周回。スイングバイにて速度を上げて地球に向かって来た様です。その所要時間、地球歴で2年。」


 オペレーターの説明に合わせてメインモニターが変わる様子の画。数カット。


 グラン総督は腕組みをして考えていた。

グラン「なるほど。小惑星帯を避けて惑星を周回、スイングバイを利用して地球に向かって来た。……ナトルーでは太陽系の存在を知っていたかの様だ。惑星の地下に追いやられていると言っていた。……既に2年が経過している。ナトルーはまだ無事なんだろうか……。」


ルード「オペレーター、その後のメッセージ衛星の解析で進展はどうなっている?」


司令室オペ「ルード艦長。衛星を構築している金属は地球と変わりません。鉄、チタン、アルミニウム、ステンレス、タングステン等で、技術に差は有りませんでした。」


ルード「メッセージ衛星からのヒントは得られずか……。ノアーナの技術力の方が大幅に発展していると見ていいな。……さて、ハンジャはどの辺りまで進んだか。……オペレーター。ハンジャの現在位置を投影。」


司令室オペ「了解。追跡します。」


 メインモニターはハンジャの航路へ変わる。

司令室オペ「恒星系内に入り、惑星ナトルーまであと僅かと思われます。」


ルード「ハンジャからの連絡を待つか。」fade-out。


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