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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
お姉ちゃんと一緒

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コーヒー売りの動機


 重要なのは、シームァがリムをどう認識しているかよりも、リムの考えを理解しているかだ。

 シムゥンの気配を察知しているリムが、シームァに歩く方向を指示し、シームァがその通りに歩く。

 今はそれで充分だ。


 それはリムの魔力が上がってるのか、シームァの感覚が鋭くなってるのか?

 ふとそんな疑問が浮かんだりもする。




     *


 そうして、シムゥンを見つけた。

 シムゥンは大人たちと何か打ち合わせをしているようだ。

 そこで待つことにする。


 姿は子どもなのに、この頃のシムゥンはすっかり大人顔向けの交渉やら何やらこなすようになっていた。



 ほどなくして打ち合わせが終わる。


 シムゥンはご機嫌だった。

「ほら見て。リムがいた聖剣そっくりの剣あったよ」



「だからなんだ? そんなもの、私とジュピターとは無関係だ」

 リムが喋る。

 リムの声はシームァにはほぼ聞こえていないが何か喋っているのはわかるので、その時のシームァは黙るようにしていた。



「埋まってたのが出て来たんだって。くれるって。もっと掘り起こせば違う剣も出てくるかもって言ってたよ」

 言いながらシムゥンはシームァの手をつかみ、歩く。

 シームァは長い距離を歩いて来たわけだし、どこか座れる所へ移動するつもりだった。


「どう? コーヒーは売れた?」

 と今度はシームァに尋ねた。


「ばっちりよ」

 歩きながら、シームァは話す。

「そのコーヒーの製造者のハチさんにも会ったわ」


「ハチさん? 誰だっけ?」

 話しながら、二人は座れるところに移動するのだった。




 そこはテントだった。

 四方は鉄パイプのような棒が地面に刺さり、布地は屋根だけ状態のテントだ。



 シムゥンはシームァを折りたたみ椅子に座らせ、甘いお茶を出した。

 テントの中にはティーセットが用意されてあった。


 そんな振る舞いが、シームァにはどうにも大人びて見える。


 ここ鉱山の鉱夫たちは甘いお茶を好むようで、コーヒーを売りたいシームァはルウの地へ行ったわけだ。

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