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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
お姉ちゃんと一緒

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チート嬢と

お知らせ 月色の砂漠~コーヒー売りはチート嬢~を読んでからの読むのをオススメします。



「リムシステム発動します」


 わざわざ名乗る必要もないと思ったが、それは習性のようなものだ。


 振り返った相手に今度はこちらが攻撃する。

 遠慮はいらない。


 相手の名を聞く気はなかった。

 襲撃してくるような相手だ。聞くまでもない。




     *


 あれから時は流れ――



 シムゥンと一体になると思っていたリムだったが、違った。

 リムはシームァの機械の腕の一部になっていた。


 納得はしていたのだが、不満がないわけではなかった。


 シムゥンと一体になれることを強く望んでいたのに……



 不満なことの理由の一つに、シームァとは意思の疎通ができないこともある。

 脳の一部にでもなれば記憶や知識や感覚の共有をできたのかもしれないが、腕の一部になった今の状態ではそれはなかった。

 さらには、シームァにはリムの声がはっきりとは聞こえていないようなのだ。状況によってはリムにもシームァが聞こえない時がある。

 今のリムは自分で動くことはできない。

 シームァが眠ったり、気絶している時、その体を動かすことができた。




 そんな矢先、事件が起こる。




     *


 砂漠でシームァが襲撃された。


 襲撃したのはシミュレーションドールの男だ。


 シームァは自分と同じシミュレーションロイドだとでも思ったのだろうか。

 完全に油断していた。


 左胸の衝撃がリムにも伝わる。

 一瞬の機能停止が命取り。


 男はシームァの目を強引に奪う。

 シームァの痛みがリムにも伝わる。

 目的はシームァの機械の目のようだが、外科的に取ることも可能だろうに。

 わざわざ痛みを伴う方法で奪ったことは到底、看過できない。


 シームァが気を失い、リムに主導権が移る。



 片目を奪われ、視界が悪くなったが問題はない。

 とっとと片付けよう。

 地面に這いつくばりそいつは動かなくなった。


 リムは笑う。


 ざまあみろ! そんな気分だ。

 シームァに致命傷を負わせ、片目を奪った罰だ。

 砂に倒れる姿を見て満足だった。


 そこで意識が遠くなっていくのを感じた。

 シームァの出血が多すぎた。


月色の砂漠~コーヒー売りはチート嬢~を読みながら、読むのもオススメです。

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