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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
僕と邪神様

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38/53

一緒


 そんなシムゥンに、ゲートの向こうからリムの声が聞こえてきた。

「また、置いて行った。何度言えばわかるんだ」



「分かってるよ。すぐ戻るから」

 シムゥンはゲートを戻ろうとした。


 振り返ると、ゲートは閉まっていた。

「……?」

 この状況でゲートの向こうの音など聞こえるはずはないのだが?


 シムゥンは耳を澄ませてみる。

 なんか、ぶつぶつ言ってるのはわかった。


「怒んないでよ。すぐ戻るから」

 リムの声が聞こえないシームァもシーザーも不思議そうな顔をする。



 シムゥンは閉じたゲートの前で精神を集中させる。

 さっきはなかなか上手く行かなかったが、シームァに引っ張られたのがヒントになったような気がする。

 今度はすんなり別の場所へ繋ぐことが出来た。


 シムゥンは扉を開けた。

 その向こうは、邪神の間がある。


「また遊びに来るね」

 シムゥンは、泣き止んだシームァに言う。



 そこでふと思い直す。

「やっぱり、一緒に来て」

 シムゥンは、シームァとシーザーの手をつかんだ。


 このまま一人で帰ったら、またリムに文句を言われるに違いない。


「え!? えええっ!」

 シーザーは及び腰だ。


「大丈夫。ちゃんと帰りも送ってくから」

 有無を言わさずつれて行く。



「待って。私も……」

 ついて来ようとしたカーラだが……


「カーラさんは伝言お願い。3人も突然いなくなったら騒ぎになっちゃう」

「え? う、うん……」

 もっともな意見にカーラは渋々頷く。

 そして、渋々他の人に伝えに行くのだった。




     * * *


「一緒に行こうって言ったのに。一人で行くなんて……」

 邪神の間に、帰って来たシムゥンにリムがそんな恨み言を言う。

 剣であるリムは床に置かれたまま放置されていた。


 シムゥンは剣を拾い上げる。

「ごめんって。予想外のことが起こったんだよ」


 

「だからこそ、一緒にって言ったんだ」

「ごめんってば」


 リムの声が聞こえないシームァは不思議そうにシムゥンを見てる。

 一方のシーザーはまだ信じられないという面持ちだった。


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