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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
僕と邪神様

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36/53

お姉ちゃん


 研究所のゲートは距離的には近いし、さほど難易度は高くないはず。

 シムゥンの見通しが甘かったのか、なかなか上手くいかなかった。


 そんなゲートの前で奮闘していると……


「……!?」

 突如、ゲートから手が出て来たのだ。

 その手は、シムゥンの手をつかんだ。


 その状態で有無を言わさず、ゲートの中へに引っ張りこまれた。



「シムゥン!シムゥン!」

 シムゥンを抱きしめていたのは、シームァだった。

 シームァは押し倒さんばかりに抱きついて来る。


「……シームァ?」

 戸惑いつつも周囲を確認する。

 研究所の敷地だった。

 後ろにゲートがあり、一応はゲートでの移動に成功していたようだった。


「シムゥン! よかった。死んでしまったのかと思った……」

 シームァは尚も抱きついたまま。


「えぇっ! 僕、死んだことになってるの?」

 青天の霹靂とはまさにこのことだ。

 あまりのパワーワードにシムゥンは言葉もなかった。


「シムゥンの幻が見えて、前に会った時も病気みたいだったし。それで……」

 シームァは言葉を詰まらせる。

 シームァは泣いていた。


 そんなシームァに、シムゥンは胸が熱くなる。


「お姉ちゃん……」

 シムゥンはそんなシームァを抱きしめる。

 思い返せば、最近のシムゥンはいろいろ心配かけてばかりだ。



 その光景にシーザーも胸が熱くなる。


 シームァとは従姉弟といえど、あまり接点がなく、あまり感情の起伏がないタイプだと思っていた。

 人目があるにも関わらず、こんな泣くなんて……。


 よくはわからないが、よほどのことがあったんだろう。



 そのシームァを、カーラが後ろからそっとハグした。


 カーラはカーラなりにシームァを慰めているんだろう。

 と、シーザーは解釈していたが、実はカーラにはよこしまな思いがあったのだった。




     *


 胸が熱くなり、泣きそうなシムゥン。

 そこにシーザーがいるのに気づき、我に返る。

 久々に会う従兄弟にこんなところを見られ、はずかしくも思った。

 泣いてるシームァをそっと離す。

シーザーの登場する話は、

『機械仕掛けの魔法使い -スティナ-』

『機械仕掛けの魔法使い~機械の手に導かれて~』

『機械仕掛けの魔法使い~気まぐれの女神~』

です。


まだ読んでない方はぜひ!

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