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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
僕と邪神様

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27/53

企み

     *


 それから、時は流れ――


 一緒に暮らしているジーラが、シムゥンに不穏な動きをするようになっていた。

 食事にどうも睡眠薬を混ぜてるようなのだ。


 リムはそれを必死に訴えるが、シムゥンには聞こえていない。

 リムは静観するしかなかった。


 眠ってるシムゥンの元に、イオがやって来る。

 二人で眠ってるシムゥンを何か調べてるようだった。


 やがて、その目的がわかる。

 イオとジーラは、シムゥンに邪神の魂を宿らせようと計画していた。


――こいつら、バカか?

 リムは苦笑する。

 シムゥンこそが邪神の生まれかわりとなぜわからないのか?


 リムはジュピターの一部だからこそ気づいたのだろうか?

 他人には気づくのは相当難しいことなのだろうか?



 睡眠薬を飲まされたはずのシムゥンはふと目を覚ました。

 その理由が、リムにはわかった。


――浄化してる。


 それはシムゥンの体質なのか、無意識の能力なのか。

 病気一つ知らないような健康体だから、なせるのかもしれない。


 シムゥンは害がある物は摂取した場合、体内で浄化してしまうようだ。

 だが、それは魔力と体力を同時に消費し、結局、また眠ってしまう。


――意味のない能力だな。


 まあ、大人になればそういう体質を上手く克服できるのかもしれない。


 奇妙な企みに巻き込まれてるシムゥンだが危険はなさそうなので、リムはほっとおくことにした。




     *


 邪神復活の儀式は成功なのか、失敗なのか、よくわからない。

 そもそも、成功するはずがないのだから。


 だが、いいこともあった。


 シムゥンは、前世の自分の名前をジュピターだと思い出したのだ。

 そして、リムのことも。


 復活の儀式の後、慌てふためいて帰って来たシムゥンは、この家の物置からリムを引っ張り出す。

 リムをじっくり見ては何か考え、握ってみたり、また考え事をしていたり。


「聖剣? これを僕が……? ジュピターが? う~~~ん???」

 だが、聖剣がリムであることに気づいてないようだ。


――もう少し。もう少しで思い出すか……

 

 そんな期待をしてしまう。


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