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機械仕掛けの魔法使い~僕と邪神様~  作者: チク
僕と邪神様

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23/53

騒ぎ


「……なんかごめん」

 シムゥンは聖剣の柄を元に戻す。

「でも、なんで僕がわかったの?」


 聖剣ことリムは、シムゥンがジュピターであるとわかっているようだった。


「ふん」

 リムはすねてるようだった。

 リムはシムゥンのことをジュピターだとわかっていたのに、シムゥンは長い間まるでリムの存在に気づきもしなかったからすねたのだろう。


――なんか無神経な扱いをしてしまったかも。

 考えてみれば、邪神の間で見つけた剣をおもちゃ変わりに持ち帰り、ちゃんばらごっこをしたり、カップ麺の蓋にしたり、最終的には家の物置に置きっぱなしにしていたのだ。



「機嫌なおして。一緒に帰ろう」

「どうやって?」

「簡単だよ。そこにゲートがあるから」


 シムゥンは四角い扉付きの箱のようなものを指さす。

 邪神の間にあったゲートは絵画のようだったが、ここにあるゲートはこんな扉付きの小さな個室のようなものだった。



 シムゥンは扉を開け、もとの邪神の間に帰るのだった。




     * * *


 その頃、洞窟内では、シムゥンがいなくなったと騒ぎになっていた。



 シムゥンがゲートを開けた際、大きな魔法を使ったというのは気づいた魔法使いも多くいた。

 さすがに魔法使い同盟というだけはある。


 その後に、忽然とシムゥンの気配が消えたのだ。

 これが大騒ぎにならない訳がなかった。



「お前らのせいだ。邪神様と騒ぐから、嫌気がさしたに違いない」

 イオは自分のことを棚に上げ、他の魔法使いたちを責める。



「騒ぐな。シムゥンは無断でいなくなるような子どもじゃない」

 と、ジーラが口にすると、イオに別の不安がよぎる。


「まさか、誘拐されたのか」

「まさか、邪神様だぞ?」

「やはり、家出か?」

「邪神様なら一瞬で家出も可能だ」

 まったく有り得ない話ではないだけに、魔法使いたちに動揺が走る。



 魔法使いたちは洞窟内を必死に捜索するのだった。


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