第五章までの主な登場人物
小畑 昌幸 おばた まさゆき
本作の主人公だが、公式には死亡したことになっている。
設計業務に就いていた。ある日急性腸炎で入院し、人生をやり直すことになる。
外見は非常に女性的だった。(それが理由では無いが)就職に失敗し、米国で『留学』という名のモラトリアムを過ごす。幸か不幸か、その間に娘をつくったことにされてしまった。実際のところ、米国ではモテることも無く、その外見で侮られることの方が多かった。
帰国後ジム通いで身体を作ったが、顔までが精悍になることもなく、脱いだら合成写真のような姿と評されたことも。
小畑 昌 おばた あきら
本作の主人公。
比売神子の血によって現在の姿となる。公称十三歳、戸籍上の年齢は十六歳。これは昌幸が留学中に作ったという設定のため。
髪は白、目は明るい群青、色白で童顔は前世から。
身長は中学生としてはほどほど。
体格が変わっても体脂肪率があまり変化しなかったためか、かなり筋肉質で、見た目より体重はある。
小畑 渚 おばた なぎさ
小畑昌幸の妻。とある会社で経理事務をしている。
外見は長身で整った容貌ではあるが、地味。
性格はかなり楽天的。過去に声優を目指していて劇団経験もあるが、昌幸には黙っていた。
背の割に体重が軽いのは体脂肪率が高いから。実は慢性的に運動不足で、四十キロ台を死守するのが難しくなりつつある。
昌幸には過ぎた奥さん。
小畑 周 おばた あまね
昌幸の第一子
登場時で三歳
性格はかなりワガママで向こう見ずなところあり。
小畑 円 おばた つぶら
昌幸の第二子で長女
登場時で一歳
少し人見知りな甘えん坊。
竹内 沙耶香 たけうち さやか
登場時で戸籍上は二十五歳ということになっている看護師。現役の比売神子では最年少ながら、次席の立場にある。
栗色の髪に青い目、加えて長身で肉感的な姿は日本人には見えないが、血縁には五代遡っても日本人しか居ない。
前世では英文科、現在は看護大学校を経てとある病院に看護師として籍をおいている。
高瀬 慶悟 たかせ けいご
とある病院に籍をおく医師。総合診療医としてはかなり優秀。既婚で二児の父。最近十年近くに『血の発現』をした神子たちの主治医をしている。
学生時代は国境なき医師団を目指していたが、ひょんなことから現在の立場にある。
神子の主治医として、特に今回の臨床データを得られることには張り切っている。
山崎 光紀 やまざき みつき
神子の一人。登場時 高三
十二歳で血の発現を迎えたため、神子となっても年齢が変化せず、唯一、戸籍の変更をしていない神子。
高校では成績優秀にして合気柔術の達人。才色兼備の美少女だが、実はマンガを始めとしたサブカルに詳しく、それを隠すこともしていない。そこも含めて彼女に憧れるものが多いのは、美少女特権としか言いようがない。
昌を男の娘扱いしている。
神崎 千鶴 かんざき ちづる
登場時 高一
外見はカワイイ系のアイドルっぽいが、実は物静かで思慮深い性格。
牧野 直子 まきの なおこ
登場時 中三
しっとりとしたキレイ系の美少女。背中の半ばに達するストレートの黒髪、切れ長の目、白い肌はまるで人形の様。
芝浦 優奈 しばうら ゆうな
登場時 中二
丸顔に左右高さの異なる短いツインテールは、童顔の彼女を小学生のように見せるが、立ち上がるとスラリとした七頭身半。
森 聡子 もりさとこ
登場時 高二
そこそこの進学校で、上位の成績。
山崎光紀とともに、昌を男の娘扱いしてる。趣味嗜好が光紀と合うため、二人は仲がよい。
光紀とは逆に、サブカル系の趣味は隠しており、高校ではクール
な美少女で通っている。