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ひめみこ  作者: 転々
第十七章 中学校最後の半年
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次章開始時の 主な登場人物

小畑 昌 おばた あきら


 本作の主人公。

 第十八章開始時で高校一年生(戸籍上は十九歳)

 比売神子の血によって、十三歳の少女となるが、昌幸が留学中に作ったという設定のため、三歳サバを読んでいる。

 中二の秋に通過儀礼を経て比売神子に、翌春には筆頭比売神子の交代に伴い、最年少ながら次席を拝命する。『格』は当代の比売神子の中では最も高く、直接比べられないものの、歴代でも十人には入るものと思われる。

 髪は白、目は明るい群青、色白で童顔は前世から。

 身長は平均より少し高めだが、手足の長さは日本人離れしている。

 体脂肪率が低く筋肉質で、見た目より体重がある。

 神子としてのギフトは歌唱力と語学力、更に、神子としてもトップクラスの身体能力。そして次章(十八章)でもう一つも明らかになる。



小畑 昌幸 おばた まさゆき 


 周・円の父。法的には昌の父であり、公式には死亡。

 設計業務に就いていたが、ある日急性腸炎で入院し『血の発現』を経て人生をやり直すことになる。

 就職に失敗し、米国で『留学』という名のモラトリアムを過ごす。幸か不幸か、その間に娘をつくったことにされてしまった。

 顔立ちが女性的だったことがコンプレックスで、帰国後はジム通いで身体を作ったが、顔までが精悍になることもなく、脱いだら合成写真のような姿と評されたことも。



家族


小畑 渚 おばた なぎさ


 昌幸の妻。とある会社で経理事務をしている。

 外見は長身で整った容貌ではあるが、地味。

 性格はかなり楽天的。過去に声優を目指していて劇団経験もあるが、昌幸には黙っていた。

 背の割に体重が軽いのは体脂肪率が高いから。実は慢性的に運動不足で、四十キロ台を死守するのが難しくなりつつある。

 現在も一途に昌幸のことを想う、昌幸には過ぎた奥さん。



小畑 周 おばた あまね


 昌幸の第一子

 第十八章開始時で小学一年生。

 好奇心が強い一方、性格はかなりワガママで向こう見ず



小畑 円 おばた つぶら


 昌幸の第二子で長女

 第十八章開始時で保育園の年中組。

 外見は父親似で、当然昌にも似ている。少し人見知りな甘えん坊。


神子


竹内 沙耶香 たけうちさやか


 比売神子の一人

 現在は筆頭比売神子の立場にある看護師。

 大学の英文科に在学中『血の発現』を経て神子となり、高校一年の晩秋に通過儀礼を経て比売神子となる。

 看護大学校を経てとある病院に看護師として籍をおいている。同時に当時は最年少ながら次席の立場となった。

 栗色の髪に青い目、加えて長身で肉感的な姿は日本人には見えないが、血縁には五代遡っても日本人しか居ない。

 合気柔術の達人で、神子たちの指導もしている。足音をたてることのない歩きで、度々昌を驚かせている。



高桑 陸 たかくわ りく


 比売神子の一人で既婚。

 竹内沙耶香が次席になるまでは次席の立場にあり、主に関西以西の神子の指導をしている。

 古武術と合気柔術の両方を修めており、その腕前はかなりのもの。現在は団体職員のかたわら武術の指導もしており、その関係で警察関係者にも顔が利く。

 外見は昭和時代なら『銀幕のスタア』で、見かけは三十そこそこ。前筆頭比売神子を除けば最年長だが、実年齢や出自は筆頭比売神子たる沙耶香にも明かしていない。

 逆に、昌の出自についても知らされていない。



宗像 敏子 むなかた としこ


 比売神子の一人で、既婚の高校教諭

 主に関東から東北の神子の指導をしている。

 合気道と弓道の両方を修めており、高校では生徒に弓道の指導もしている。

 高桑陸同様、外見は三十そこそこで女優のようにも見える。

 比売神子の中で、唯一、外国語を苦手としており、修学旅行の引率以外では、海外に行ったことが無い。

 昌の出自については、高桑陸同様、知らされていない。



神子(元神子)


山崎 光紀 やまざき みつき


 元神子の一人

 第十八章開始時で大学三年生。

 十二歳で血の発現を迎えたため、神子となっても年齢が変化せず、唯一、戸籍の変更をしていない神子。

 神子としての『格』や身体能力は平凡だが、努力を厭わない性格で、成績優秀にして合気柔術の達人。

 才色兼備の美少女だが、実はマンガを始めとしたサブカルに詳しく、それを隠すこともしていない。そこも含めて彼女に憧れるものが多いのは、美少女特権としか言いようがない。

 昌の本質を最も早い段階で見抜く洞察力を持ち、昌をからかうことも多かったが、それは昌にとっても救いになっていた。

 神子から元神子になった後、昌の出自を知るも、これまでと変わらない関係を保ち続けている。



森 聡子 もり さとこ


 元神子の一人

 第十八章開始時で大学二年生。

 山崎光紀とともに、昌を男の娘扱いしている。趣味嗜好が光紀と合うため二人は仲がよく、元神子となった現在も友人関係を続けている。

 光紀とは逆に、サブカル系の趣味は隠している。



神崎 千鶴 かんざき ちづる


 神子の一人

 第十八章開始時で大学一年生。

 外見はカワイイ系のアイドルっぽいが、実は物静かで思慮深い性格。



牧野 直子 まきの なおこ


 神子の一人

 第十八章開始時で高校三年生。

 しっとりとした和風美少女。背中の半ばに達するストレートの黒髪、切れ長の目、白い肌はまるで人形の様。

 大学入学直前に『血の発現』で中一に逆戻りし、もう一度受験勉強をしなくてはならないことに釈然としないものを感じている。

 神子の中では最も『格』が高いが、比売神子という立場にはあまり興味が無い。



小堀 留美子 こぼり るみこ


 神子の一人

 第十八章開始時で高校三年生。

 前世では小学生から空手、中学校ではテコンドーを学んでいた。神子としても抜群の身体能力を持つ。

『血の発現』でも外見あまり変化しなかったため、他の神子のような飛び抜けた美貌ではないものの、華のある空気を纏う姿は『高校では学年一の美少女』というレベル。

 神子の中では牧野直子に次いで『格』が高い。



芝浦 優奈 しばうら ゆうな


 神子の一人

 第十八章開始時で高校二年生。

 スラリとした長身の美少女だが、童顔揃いの神子の中でもひときわ童顔なため違和感が強く、ともすれば合成写真にも見える



滝澤 舞 たきざわ まい


 神子の一人

 第十八章開始時で中学二年生。

 昌が初めて比売神子の立場で接した神子。また、変容後も家族とともに生活できている数少ない神子。

 前世では、太りやすく、若年性糖尿病も患っていたため、体型や治療が原因の虐めを受けていた。そのため、自分に自信を持つことも出来なかった。

 神子となったことが、今後の彼女の人生にどう影響するかは不明。



クラスメイト


川崎 由美香 かわさき ゆみか


 第十八章開始時で高校一年生。

 誰とでも仲良くなれる気さくな性格。ボーイッシュな美少女で男子より女子生徒からの人気が高い。

 バスケットボール部では中学一年生の後半からスタメンで、その後はキャプテンになった。

 バスケ優先の生活で成績が振るわなかったが、昌と友人になって以後は交友関係に成績優秀者が加わり、成績も上昇した。

 いくつかの高校から推薦の打診を受けていたが、一般入試で県立高校に進学した。高校でもバスケを続けている。



坂本 恵里奈 さかもと えりな


 第十八章開始時で高校一年生。

 昌幸が初めて付き合った女性の娘で、父親とは死別している。 

 成績が振るわず、受験校を変えたのを境に、昌とは疎遠になっている。川崎由美香と同じ高校に進学している。



古川 詩帆 ふるかわ しほ


 第十八章開始時で高校一年生。

 中学校では、学業成績が学年で五位以内を守り続けた優等生。それは本人の努力のたまものである。

 小柄ではあるが、切れ長の目が特徴の色白美少女。そして体格に似合わぬ巨大なお胸を持っている。そのためか、スポーツ全般を苦手としている。本人としては、もう少し背が高いか、胸が小さければというコンプレックスがあるが、大抵の女子にとっては贅沢な悩みである。



村田 紬 むらた つむぎ


 第十八章開始時で高校一年生。

 本編では中・高通じて同じクラス。

 小学校卒業後すぐに『血の発現』の変容をしたが、発見されたときには日常生活に戻っていた上、変容が早すぎて『格』も最低レベルだった。そのため、神子として認められておらず、本人もそのことを知らない。

 正式な神子ではないものの、知性や身体能力、容姿は神子である。当然、学業成績は優秀でスポーツも得意だが、中学校では家庭科部に所属していた。

 サブカルに詳しく、その外見と裁縫のウデを活かしてコスプレをしたり、昌たちを巻き込んだりしている。

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