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新しい街

久しぶりにステータスが出ます。

 王都へ行くためには三つの手段が必要だと感じた彼はその一つである冒険者登録をしようとしていた。喧嘩祭りの際に王都では功績を残した者に王国武闘会という王都での祭りがあることを聞いていた。彼が参加してその際にセイナも救ってしまおうという考えだった。

 その為には動きやすい身分が必要、それで冒険者になることを決めていた。

「ちょっと待て、こんな夜遅くにこの街に入りたいのか」

「ええ、私は冒険者なんですけど同郷の彼らも同じく冒険者になりたいと上京してきたんです。……許してもらえませんか」

 サーシャの可愛さによっておじさん衛兵はメロメロになり中に入ることを許した。途中で体に触れようとしていたが彼のそんなことしてもいいと思うんですか、と言いながら威圧をかけられすぐに手を引っ込めた。

 宿はもうやっていなかったため一晩徹夜をして冒険者ギルドの前に並んでいよう、ということに彼はして二人はそれを承諾した。

 ギルドの前で座り込む三人。彼はサーシャを自分の胸元に寄せ寝させシンドウにはそのまま寝てもいい、と言い聞かせる。

 それでも寝ないシンドウに対して唇に指を当て内緒だ、と携帯を見せる。彼の持つスマホは地球の記憶を蘇らせシンドウは喜びから笑った。

「これな、ゲームみたいにガチャガチャが出来るんだ。……そうだ、シンドウ一回回してみてくれないか」

 彼はガチャガチャの画面を開き十一連ガチャをシンドウに回させた。いつものムービーが終わり玉が開かれる。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 SR 職業 見習い魔物使い

 SR 魔弱のかんざし

 R 魔物調教肉

 N ステータス

 N ステータス

 UR 破壊のグローブ

 SSR 事象の杖

 R 武器強化石

 UR 職業進化石

 R ステータス

 R ステータス

 N ポーション・並

 N ステータス

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 シンドウが引いた後、駄目でしたかと彼に視線を向けるが良いものばかりでしかも二人にぴったりなものを引いてもらっていた。彼は喜びすぐに破壊のグローブをシンドウに渡して装備させた。

「どうせ付けるならヨーヘイさんに付けてもらいたいです」

 シンドウの言葉にこくりと彼は頷き装着させる。その後、スキル玉のステータスを四つ使いレベルを三にあげる。

 ステータススキルの三レベルではステータスの配分のし直しができるようで彼はすぐに行った。MPよりもHP重視にし他は変化をさせなかった。

 職業の見習い魔物使いは手に入った瞬間に他職業に入っているため、彼は名前の通りの職業進化石を使い魔物使いとした。

「これからやること、本当に内緒な」

 彼は四つの職業がつけるようになっていることを確認して魔物使いを付ける。倉庫の中に眠っていたハーピィクィーンを取り出す。生物自体は倉庫の中には入れられないためハーピィクィーンの石となっており彼はそれに手を当てMPを少し流した。これは少し前に調べていた。

 そうして彼の目の前に現れたのは体は人間なのに対して手に羽を生やした爪の鋭い女性だった。サーシャ以上に胸の出っ張りがあるため彼はドギマギしたがシンドウは良かったですね、と彼を賞賛していた。

「そなたがマスターか?」

 その女性の問いに対して彼はそうだ、と答える。女性は彼をじっくりと見つめると間違いないな、と答え彼にキスをした。

 驚く彼をよそにアナウンスが従魔にすることが成功したと知らせる。だがそんなことが起こっていてサーシャが起きないわけがなくむくりと起き上がり彼に追撃のようにキスをした。

 ハーピィクィーンとサーシャの間に火花が散り戦いを始めようとするが、彼の顔を見てやめた。彼は放心状態となっており口をぱくぱくとさせていて戦う気すら失せたのだろう。

 約数分で放心状態から開放された彼はサーシャに事象の杖を渡してにっこりと微笑んだ。ハーピィクィーンは悔しそうに爪を噛んでいたが彼の笑顔を見てすぐにその行動をやめる。

 彼は従魔にしたことによってステータスに変化が起きていないかを確認するためにそれを開いた。

 ____________________

 カナクラヨウヘイ

 種族 異世界人LV27

 職業 指導者LV6、剣士LV25、見習い勇者LV18、魔物使いLV1(現在四つの職業に付けます)

 HP 725 MP 665

 物攻 385 物防 385

 魔攻 385 魔防 385

 俊敏 525 幸運 100

 固有スキル 鑑定3、指揮LV2、断罪LV1、自動回復LV1

 スキル 剣術6、銃術6、ステータス3

 称号 異世界人

 他職業 見習い剣士LV30、見習い銃士LV30、銃士LV21、断罪者LV1

 状態 神器イヤフォン装備中(全ステータス+55%、全状態異常無効)

  異世界武器ベレッタ+1装備中(物攻+86%)

 従魔 ハーピィクィーン(両者に全ステータス中上昇)

 ____________________

 最初の頃とは比べ物にならないほど強くなりこれに武器の補正がつく。シンドウとサーシャは驚き、ハーピィクィーンは当たり前と笑う。

「そういえばハーピィクィーンに名前をつけてなかったな。……なんかないか」

「俺は……ハーピィクィーンの頭文字でハクがいいと思うが」

「私は泥棒鳥でいいと思うわ」

「それじゃあ、あなたは雌猫ね」

 二人はまた睨み合いを始めたので彼はごほんと一つ咳払いをする。

「俺はハピがいいと思うんだが。名前の由来的にハピもハクも一緒か。それに羽も白いからハクの方がいいな」

 彼はハクを撫でながらそう言いハクはその心地良さに喉を鳴らした。キーっとハンカチでもあれば噛みちぎってしまいそうなサーシャを哀れに思ったのか、彼は彼女の頭も撫でる。

 そうして彼は朝まで二人の頭を交互に撫でることを繰り返していた。

というわけでほっぽり出していたハーピィクィーンのハク登場です。

明日は両方とも投稿する予定です。ですが仮なので出来なくても怒らないでください(笑)


次回をお楽しみに

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