表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君と出会ったあの春の日を  作者: 黒野舞亜
1/13

プロローグ

高校入学を間近に控えた三月


「さてと、じゃあ行ってくるわね」


「留守番頼んだぞ、渚」


「うん、行ってらっしゃい。父さん、母さん」


少し年を取っているが若々しい男女がそう言うと


渚と呼ばれた、少年は快くそう答えた


「まさか家の子が小説家になるなんてねぇ」


「全くだ。しかもベストセラー作家ときた。

両親にこんな旅行をプレゼントしてくれるなんて

青山空先生に感謝だな。ハッハッハッ」


「本当ね。ありがとう、青山先生。フフッ」


「もう、その呼び方やめてってば、恥ずかしいよ

ほら、早くいかないと飛行機に乗り遅れるよ」


「おっと、そうだな渚で遊ぶのもやめてそろそろ行くか、母さん」


「フフッそうね、行きましょうお父さん」


「行ってらっしゃい、楽しんできてね」


「言われなくてもそのつもりよ。ね、お父さん」


「あぁ、渚おあまりハメを外しすぎるなよ?」


「うん、解ってるよ。父さん、母さん」


「じゃあ、行ってくる」


そう言って両親は家を出た


その時は、それが、両親を見た最後の姿になるなんて

僕は知らなかった

出来るだけ週一ペースで更新して行きたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ