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おまけ #9




 おまけ #9,愛梨以外のメンバーがフルに〝特徴〟を発揮するとこうなる――。





 ところで、実は何点か、私はこのアルバイトに参加してくれるメンバーが集結した時から、ずっと〝心配〟に思っていたことがある。


 ――それは、どんなこと?

 ……色々説明が必要なことはあるかもしれないけれど、しかし答えは〝簡単〟だ。

 だって……

「――愛梨さん愛梨さん愛梨さん! 聞いてよ! 今ね、お客さんに〝アイスコーヒー〟を注文されたんだけど、大変なんだ! だってこのお店……メニューには確かに、〝アイスコーヒー〟って書いてあるのに、店内のどこを探しても見つからないんだよ! そんな〝アイス〟なんて!! ――ねぇ!? こういう時って、どうすればいいのかな!?」


 ミチィッッ!!  ブチブチ…ブチッ!!  ブチンッ! ボンッ! コツコツン…ポチャン!


「あちゃ~。〝キツイ〟なぁ~とは思ってたけど、やっぱり〝弾け飛んじゃった〟かぁ~。ごめんね、お客さ~ん? 飛んだボタンがコップに入っちゃったみたいだから、すぐに新しいの持ってくるね~?」

「――いや、その必要はない!」


 ダンッ! ――ガシッ! ゴクゴクゴク……。


「――ごちそうさま。お嬢さん、これは俺のほんの〝キモチ〟だ。受け取ってくれ」


 ――ツポ。


「……え? あの……これは???」

「……ふっ」


「――良いモノを見せてもらった。……またくるぜ」 キラーン☆


「愛梨さんってば! 〝甲羅〟もどこにあるの!? あと、〝オウム〟ライスって……このカフェでは〝オウム〟を使っているの!? いや確かに〝トリ肉〟には違いないけどさ!?」


 ――コト。


「――大師匠、お疲れさまです。お冷とメニューをお持ちいたしました」

「うん。ありがと☆ ……それより、〝ソレ〟は?」

「……あまり大きな声で言いたくはないんですが、〝盗聴器〟です」

「……え?」

「使い方は簡単です。こちらの小さい方が相手に付けるもので、イヤホンの方はもちろん自身に付ける物。箱の側面に付いているこの歯車のような物で電源のon、offと、そして音量調節ができ――」

「あ……えと……で、でも、これをいったい何に使えば……?」

「決まっています。校長の〝盗聴〟です。……これを使って校長の弱みを握り、我らが部活、〝変態を迎える人生〟部の永遠の発展と繁栄を――」

「……ん? 〝レイモンキー〟……〝モンキー〟って何だ? サル??? ねぇ、愛梨さん!!」

「――ねぇ、愛梨ちゃ~ん? コーヒー豆が切れてたから、教えてもらったとおり補充しておいたよ☆ 一応確認してくれるかな?」

「お、おい姉ちゃん! いいから! ここはあたしがやるって!」

「愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さん愛梨さんってば!!!」

「――違う違う! たいちゃん、そこは笑顔でウインクを……」

「あ、あの……」

「それは、〝二人用の盗聴器〟……〝仲間〟の状況が常に把握できる機械です。そしてこちらのマイクは――」

「…………」

 ……。

 ……。

 ……。


 ……誰か……助けて………………(泣)。





おまけ #9,愛梨以外のメンバーがフルに〝特徴〟を発揮するとこうなる――。 終わり。




 こちらの作品はストックがなくなってしまったので、しばらくお休みします。

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