6.自己紹介は自分でするから自己紹介
今回特に短いです…
ごめんなさい。
今俺達は世界樹の前に座り込み自己紹介を始める所である。
「じゃあ、俺からでいいか?」
「「「異議なーし」」」
取り敢えず、プレイヤーネームと職業、レベル、得手不得手くらいでいいかな。
「プレイヤーネーム<<リュート>>、職業はエンチャンターで、レベルはさっき3になった。主な役割は味方の補助や支援、あと、防御面は紙装甲なんで前衛頼んだ」
俺は言いつつ安達の方を向く。安達は爽やかなイケメンスマイルを浮かべている。
「次は、ボクかな?ボクは<<風理>>、職業はアサシンだよ。レベルはまだ2だけど腕の方はさっき見たよね」
さっきと言うと、アレか、俺を後ろから殺った時だよな。
確かに気付かれずに俺の後ろに回りこんで一撃で仕留めてたな…
「Str.とAge.にステータス振り分けているから、遊撃に向いているはずだよ。同じく装甲は紙だから前衛よろしくね」
愛理(今は風理か)、もそう言って満面の笑みで安達の方を向いた。安達は笑顔を引きつらせている。
「じゃ、じゃあ、つぎはおr「はいはい!次は私がやるです」………ぇ」
最悪の想像をした安達は、次に自己紹介をして少しでも状況を良くしようとした様だが、その希望は悪気の無い一言に踏み潰されたようだ。
「<<シラナギ>>と言うです。職業はサモナーで、しかも種族がエルフなので私自体はとても弱いんですよ。前衛の人よろしくですっ!あと、レベルは2です」
シラナギの自己紹介が終わる。安達の方を見ると、少し涙目になっているのが窺える。
「じゃあ満を持して、安達の自己紹k「うわぁぁあぁぁぁあぁぁ…!!」………なん、だと」
今聞こえた悲鳴で、わかる人にはわかるかもしれないが、結論から言おう。
「アイツ、耐え切れずに逃げ出しやがった」
パーティを組むのに前衛がいないとか致命的である。
なお、パーティに前衛が一人しかいない場合、その人物にかなりの無理を掛けることになる。
しかも、このゲームはVRゲームだから、能力的にはどうにかできる人は多いのだが、精神的にはそれはそれは辛いと言う。
さらに、パーティ全員からのそれを期待する期待の眼差し…
やりすぎたかな…
「大丈夫だよ。今おどs…メール送ったから、すぐ戻ってくるとも」
そう言って笑う風理は心底嬉しそうだ…ってか脅したんですか、風理さん。
「ついでに、安達君の自己紹介は僕がやってしまうよ。帰ってきたときに後悔…じゃなくて、すぐに出陣できるようにしとかないとね。うふふ」
「なるほど!時間は有限ですしいい考えですね。」
イヤ、安達の自己紹介を風理がしたら、もはや自己紹介じゃないよね?ってかそれよりシラナギよ、オマエはそれでいいのか?
「まず、プレイヤーネームは<<ユースケ>>で、職業はウォーリアーらしいよ。レベルは1、そして、パーティ唯一の前衛なのさ。」
「ほぅ、これは期待大ですね!」
逃げたユースケが悪いのだとしても、さすがに哀れとしか言いようがない。
彼はこれから前衛として生きていくのだろう、強く成長(主に心が)してくれることを祈りつつ黙祷…
前回、後書きで何か書こうかな。とか言ってみたものの何を書こうか…
そろそろ一日に二話更新が難しくなってきたので、次回予告かな…
それとも○○ラジオ!とか?
迷いますね。
誰か、アイディアプリーズッ!